「このすば!」めぐみんが他の魔法ではなく爆裂魔法を愛する理由とは

カズマたちと出会うまでのめぐみんは、冒険者から厄介者と扱われ、どこのパーティメンバーからも加入を断られていた。

アニメが進み他の魔法習得を勧められようが自分の意見を通し、一向に爆裂魔法以外を覚えず、頑なに爆裂魔法だけを極め続けますが紅魔族の学校では頭の回転が速く洞察力に優れ、同期の中でも首席。

そして紅魔族の中でも天才の部類であるめぐみんが、どうして冒険者から厄介者として扱われようが爆裂魔法にこだわり続けてきたのでしょうか。今回は、その理由につて考察してみます。

めぐみんの基本情報

めぐみんの初登場シーン引用元:このすば

めぐみんとは紅魔の里に住む部族。年齢は13歳(現在14歳)職業はアークウィザードでカズマのパティーの中では最大の火力持ちであり、爆裂魔法に魅了された高魔族の爆裂娘である。ペットのちょむすけを常に連れて歩きながら行動しており、外見は紅眼を持ちとても華奢。

カズマに“ロリっこ認定”されるほどの慎まやかな胸もめぐみんの魅力で、上級魔法を操れるが爆裂魔法しか使えなく、1日1発が限度。魔法発動後には倒れてしまうため常に仲間に背負われているシーンが多く、実家はかなり貧乏で、食べるものにも困っておりめぐみんは学生時代友人ゆんゆんの弁当を何度も強奪していた。めぐみんの父は魔道具職人をしているが売れないものを作ってしまいアクセルの街に住むポンコツ店主ぐらいしか買い取り手がいない。

紅魔族のめぐみんはとても優秀なようですが、アニメ内で自称ライバルとして登場する高魔族のゆんゆんもかなり優秀な人物でもあります。

めぐみんの紅魔族ってどんな種族?

ゆんゆんやめぐみんと紅魔族引用元:このすば

紅魔族の主な特徴は、

  • 高い知力
  • 高い魔力
  • 紅い瞳

高い魔力を持つ紅魔族であれば簡単に魔王を倒せせそうだと思うが、紅魔族の戦闘スタイルは“かっこよさ(中二病)だけを追求したもの”でありそれ以外のものに興味がない。そのため、全てにおいて派手に登場し無駄に上級魔法をぽんぽん打つのが紅魔族の特徴だ。

ネーミングセンスも他者とズレがあり、紅魔族のものは変な名前が多い

ちなみにめぐみん父は「ひょいざぶろ」母「ゆいゆい」妹「こめっこ」他にも「ふにふら」「どどんこ」「ちぇけら」という名前の持ち主が存在する。共通点はひらがなというところで名前の意味は不明だが、もちろん全員紅魔族である。アニメ内で常識人とされているゆんゆん考動は、高魔族からしたら奇妙奇天烈なものとされており「変わり者」と紅魔の里では言われている。

主なライバルはゆんゆんだが、一方的にライバル視されているため、ライバルと言えるかどうかは不明。

紅魔の里には魔法を覚える為の学校が存在する

紅魔族の子どもたちは6歳ぐらいから必ず通うことになっている。学校が認めた成績優秀者には、紅魔の里で製造されている希少なアイテムを与えられ、そのアイテムを使い魔法を1つ覚えたら卒業となるため、レベル1であっても上級魔法を覚えることが可能である。

紅魔族が高い知識を持つ魔法使いとして有名な存在なのは、幼少の頃から高度な教育を子ども達に施したしっかりとした義務教育制度あったおかげなのかもしれない。

変わった感性や高い知能、魔力を持つことで有名な高魔族ですが、実はアニメ第1期でラスボスとして登場した機動要塞デストロイヤーを作り上げた科学者が紅魔族の産みの親と言われている。

科学者と紅魔族の関係

科学者の住んでいた場所は戦争が絶えない国であり、兵器の発明が多く行われていた

その中で魔力特性を最大に高めた人造人間の研究も進められており、手術を受けた被験者たちの始祖が後の紅魔族であるといわれている。「ついでに目を紅くして欲しい」と希望があったので科学者は目を紅くしてデストロイヤーにより祖国が滅んだため、種族名をつけ集落をつくることにした。

ちなにみ手術後被験者たちは偶発的にへんてこなあだ名を科学者からもらうと喜びだすのですが、これがこう魔族が妙な名前をつける理由だと言われている。

めぐみんの愛する爆裂魔法と炸裂魔法、爆発魔法の違い

最大威力である爆裂魔法ですが他にも同じような魔法が存在する。それは炸裂魔法、爆発魔法である。

炸裂魔法とは

「炸裂魔法」は岩盤ですら砕く威力を有する魔法で、習得にかかるポイントは上級魔法に匹敵する量が必要だ。しかし、炸裂魔法を使えるものは国の公共機関からは大変喜ばれるため土木関係の仕事に就きたい場合有利となる。

爆発魔法とは

「爆発魔法」は伝説的なアークウィザードの得意魔法で、彼女と戦ったモンスターはなす術なく葬り去られた。

一発の魔法消費が異常では無く並みの魔法使いでは数発撃つのが限界。よほどの魔力に自信があっても、爆発魔法を覚えるのは現実的ではない。

めぐみんの愛する爆裂魔法とは

「爆裂魔法」はモンスターを仕留めるだけに止まらず、周囲の地形をも変えてしまう。

ダンジョンで使用すればダンジョンそのものを倒壊させ、魔法を放った際の轟音によりモンスターを呼び寄せる。莫大なスキルポイントを貯めてやっと習得できるが、覚えても消費魔力の凄まじさから、寿命が長い最強クラスアンデッドや神々クラスでないと使えないものとされている。威力や効力範囲は大きいがレベルアップにより強化が可能となり、なにより、幽霊などの実体のないモンスターにもダメージを与えることも可能だ。

ただウィズは複数回爆裂魔法が使えるのに対し、めぐみんはレベルが上がっても使える魔法は1回だけ。何か違いはあるのでしょうか?

爆裂魔法の詠唱

「ジャイアント・トード討伐クエスト」

黒より黒く、闇より暗き漆黒に
わが真紅の混交こんこうに望み給たもうもう
覚醒の時来たれリ、無謬むびゅうの境界に堕ちし理ことわり
むぎょうの歪みと成りて現出せよ!
踊れ、踊れ、踊れ、

我が力の奔流に望むは崩壊なり。
並ぶ者なき崩壊なり。

万象等しく灰燼に帰し、深淵より来たれ!

これが人類最大の威力の攻撃手段!!これこそが!究極の攻撃魔法
エクスプロージョン!

「魔王軍幹部デュラハン討伐戦」

爆走…爆走…爆走……
最高最強にして最大の魔法、
爆裂魔法の使い手、
我が名はめぐみん。
我に許されし一撃は同胞の愛にも似た盲目を奏で、
塑性を脆性へと葬り去る。
強き鼓動を享受する!
哀れな獣よ、
紅き黒炎と同調し、
血潮となりて償いたまえ!
穿て!

エクスプロージョン!

アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」より

詠唱は他にもあり、最後の「エクスプロージョン!!」以外は、すべてめぐみんが考えたオリジナル詠唱である。

「このすば!」公式設定で詠唱は“魔法の制御と威力上昇のもの”であり詠唱を唱えなくても使えるとされているが、紅魔族は”カッコいい戦闘スタイル”熟としているためセリフはとても重要なのだ。なにより、めぐみんは幼い頃から魔法の才能があり、一度見た魔法は術式を読み取り覚えてしうので、めぐみんのオリジナル詠唱は爆裂魔法のパワーアップのためにも欠かせないものとなっている。

カズマのように役に立つ万能スキルを覚える一方、めぐみんは爆裂魔法一筋。

炸裂魔法、爆発魔法、爆裂魔法について紹介しましたが、どの魔法も膨大な魔力が必要なため実用性がく爆裂魔法について紅魔族内で「ネタ魔法」とまで呼ばれています。そんな誰も覚えない魔法をめぐみんはどこで覚えてきたのでしょうか。そして、めぐみんに爆裂魔法を教えたのは誰なのかを説明します。

めぐみんの過去と爆裂魔法の伝授者について

七年前…紅魔の里には決して入ってはならない危険な場所が存在した。

しかし幼少期のめぐみんは親に「危険な場所」「入ってはならない場所」には宝があると教えられていた為、危険とする認識が低く一人その場所でよく遊んでおり、お金がなく貧しい生活をしていためぐみんは模様がついた石をおもちゃとしてパズル遊びを始めるが、その石は邪神ウォルバクの封印が施されており解くと封印が解ける仕組みになっていた。

賢者でも解けない封印を、幼いめぐみんは容易く解いてしまい邪神ウォルバクを解放する。解放された時に大きく黒い魔獣が現れめぐみんに襲いかかろうとするが「エクスプロージョン!」という叫びと共に大きな地鳴りと土煙が上がる。めぐみんは爆発を起こしたであろうお姉さんをただ呆然と眺めていた。

そしてローブを深くかぶったお姉さんがめぐみんに近づいくると、めぐみんは恐怖することも忘れ近づいてきたお姉さんに「どうしたらお姉さんのようになれるのか」と訪ねる。お姉さんは「大魔導士になれば私のようになれるかな」と困ったように答えた。めぐみんは、大魔導士に絶対になると決意しお姉さん爆裂魔法を教えて欲しいとねだる。お姉さんが爆裂魔法は実用性がない為他の魔法を教えると言うがめぐみんに気持ち負けし結局、爆裂魔法を教える事になった。爆裂魔法の伝授が終わるとお姉さんは“やらなければならない事がある”と言い紅魔の里を去っていく。

その後めぐみんなは

愛して止まない爆裂魔法に教えてくれた、恩人であるお姉さんに自分の爆裂魔法を見てもらいたい…

そんな気持ちから爆裂魔法を取得した後、お姉さんを探す旅をするため紅魔の里を離れアクセルの街へ向かった。

めぐみんの師匠に出会っていたカズマ

カズマとは「このすば」の主人公でもある。

アニメ第2期で、湯治のためカズマ達は水と温泉の都アルカンディアで休養を取る事を決た時にカズマが温泉に入浴した際、混浴を利用し合法的に赤髪で巨乳のお姉さんを凝視(セクハラ)する。

その凝視(セクハラ)されたお姉さんがめぐみんに爆裂魔法を教えた人物だとされている。

めぐみんに爆裂魔法を教えた人物

めぐみんの師匠のウォルバクが温泉に入っている引用元:このすば

ウォルバクとは、赤毛のショートヘアにネコ科のような黄色い瞳を持つ巨乳の美女。怠惰と暴虐を司る邪神・ウォルバクを司る半身たる女神で、温泉が好き。

人に災いをなす神のためと言う理由だけで紅魔の里に封印されてしまうが、幼いめぐみんが封印を解いたことで自由になった。ウォルバクは現在、封印した自分の半身である魔獣が消えてしまったので、魔王軍幹部の魔法使いになり魔獣を探している

ウォルバクは自分の半身である魔獣を自ら封印するが、その後魔獣は誰かにより封印を解かれ行方不明となってしまう。その人物につて説明します。

ウォルバクが封印したはずの魔獣はどこへ?

ウォルバクの半身、その封印を解いた人物は自称「高魔族随一の魔性の妹」“こめっこ”5歳である

めぐみんの妹であり、とてもめぐみんの事を尊敬している。アニメでは農家の野菜を盗んだり昆虫をたくさん捕まえるめぐみんに「姉ちゃん、すごい!」と純粋に褒めていた場面がある。

こめっこは魔法使いとしての素質は確かで、頭が良くめぐみん同様、賢者も解けないとされるウォルバク施した封印を解いてる。肝が据わった性格でもありめぐみんには「将来大物になる」と言われているらしい。常時お腹を空かせており邪神の封印を解いて現れたちょむすけを非常食として食べてしまおうと家に持ち帰ったところ姉であるめぐみんに止められる

普段は一人留守番をしていたり、勝手にどこかへ遊びに行ったりまだまだ子どもの一面もありとても可愛らしい少女でもあります。

こめっこが封印を解くと現れたちょむすけ。現在は可愛らしいネコの姿として登場しているが、実はめぐみんを襲った魔獣の正体は「ちょむすけ」である。そんなちょむすけについて紹介します。

ちょむすけについて

ちょむすけの初登場は、アニメ第2期で外出中のめぐみんが「ちょむすけ」を屋敷に連れてきて遠慮深かそうにカズマとアクアに紹介する形ですが、小説版では“めぐみんの登場からスールしていたけどずっと側をウロチョロしていたネコ”とカズマが発言しています。

小説版からみるとカズマ視点で物語が進んでおりカズマが、ちょむすけを意識していなかった事からアニメの第1期から画面に映さなかっただけで、めぐみんの足元に黒ネコがウロチョロはしていたのかもしれません。

アニメ第2期内で打ち明けた理由としては、当初からめぐみんがちょむすけをこっそり飼っていたが多額の借金を背負い物の差し押さえにあってしまった事で、めぐみん一人ではちょむすけを育てきれないと判断し、カズマたちに申し訳なさそうにちょむすけの存在を明かしたのではないかと考えられます。

ちょむすけとは、元は紅魔の里に封印されていた“邪神ウォルバクの半身で魔獣”である。しかしこめっこが封印を解いた時には邪神としての記憶を無くしているので人に無害な生物となっており、可愛らしい羽根の生えた黒いメス猫でアニメ内ではめぐみんの使い魔(ペット)として登場している。

たまに火を吐いたり羽で飛ぶこともあるらしい

人懐っこくおとなしいが気の弱い性格で、めぐみんやゆんゆん、カズマやダクネスには懐くが、アニメ内ではアクアだけには噛み付くなどして嫌っているような態度を示した。お風呂が大好きで綺麗好きなネコでもある。

めぐみんの過去とちょむすけの正体がわかったところで、どうしてめぐみんが爆裂魔法にこだわるのかを説明したいと思います。

めぐみんが爆裂魔法にこだわる理由

めぐみんは幼い頃から諦められない事があった。

幼いめぐみんが封印を解いてしまった事でめぐみんは魔獣に襲われそうになったのですが、その時に助けてくれたお姉さんはとても魅力的で膨よかな胸をしていました。

“めぐみんの家系は代々、貧乳であり、巨乳になることは諦めなさい”と母に言われていたのですが、そんなめぐみんは幼い頃から巨乳になりたいと夢を持っていて、そして、誰よりも優秀な魔法使いになれば巨乳になれるのだと考えていた。

巨乳のお姉さんが爆裂魔法を放つ姿をみためぐみんはお姉さんに「どうしたらお姉さんみたい(巨乳)になれますか」と訪ね、お姉さんはニコッと笑うと「大魔導士になればいいかな」と言ったのです。

まとめ

爆裂魔法を極めお姉さんみたいな大魔導士になれば巨乳になれるかもしれない。何より爆裂魔法を極めれば胸がだんだん膨らんでくるかもしれない。そんな淡い期待から爆裂魔法の威力だけにすべてを費やした可能性があるでしょう。

それを考えると”頭のおかしい紅魔の娘“と罵倒した魔王幹部デュラハンの判断は正しかったと言えるのかもしれません。

アニメ内でのウォルバクとこめっこは少しの登場でしたが、映画化では紅魔の里がメインのようなので、大スクリーンでこめっこが元気よく活躍してくれる気がします。紅魔族のめぐみんをよく知る事で映画もアニメもより楽しくみられたら嬉しいです。