本編でおバカな言動が目立つ花楓。
数もろくに数えられず、ペアの赤城もとても苦労しています。
なぜここまで教養がないのでしょうか。
そこで今回は、
- 花楓の過去
- 花楓は嫌われ者?
- 赤城との相性
など、「花楓のプロフィールや過去」について書いていきたいと思います。
花楓のプロフィール
引用元:怪物事変
まだアニメ本編で出てきていないため、花楓の事がよ話わからないという方も多いと思うので、初めに花楓のプロフィールを見ていきましょう。
- 名前:花形楓(戸籍取得時の名前)
- 年齢:21歳
- 誕生日:4月4日
- 身長:196㎝
- 体重:108㎏
- 好きなもの:スポーツ全般、ホラー映画
- 嫌いなもの:退屈、無視されること
- 休日の過ごし方:親しい人物と遊ぶ(誰も捕まらないときは赤城の自宅に押し掛ける)
身長が196㎝で体重が108㎏とはかなり大柄なことが分かり、単行本を読んでいる方は既にわかると思いますが、花楓はかなり元気でおバカな性格をしていて、好きなものと嫌いなものも納得できますね。
花楓の過去
引用元:怪物事変
今は飯生に雇われている花楓ですが、飯生に雇われる前はどうやって生活していたのでしょうか。
花楓の過去について見ていきたいと思います。
男を想うばかりに起きた悲惨な事件
引用元:怪物事変
過去について描かれているのは、単行本15巻56話で、飯生による屋島襲撃の決着がついたところで、戦いが終わった後、野火丸が夏羽に話しており、話の流れは次のようなものでした。
あるところに絶滅種であるニホンオオカミの研究者の男がおり、ある日猟師と山に出た際、極めて凄惨な事故、「埼玉県秩父市にて地元の猟師3名がクマに食い殺されて死亡」という大きなニュースの目撃者となります。
しかし、真実はそうではなく、男が見たものはクマでもオオカミでもなく、体長5メートルは超えるであろう大きな狐だったそう、そしておそらくこれが花楓だったのでしょう。
男は人に化けて人のように話す獣、つまり花楓に夢中になり、人としての、
- 生活
- 仕事
- 家族
- 友人等
など、何もかもを忘れ、何年も山にこもって暮らしていました。
当時の花楓には家族がいなく、母親は生まれたての花楓が大きすぎて産んですぐ死んでしまったところを花楓に喰われてしまったようです。
男は花楓と一緒に過ごすようになり、花楓もまた男によく懐いたので、言葉を教えていろんな話をしたそうですが、その中には男の事を理解しない家族や友人への愚痴も含まれていました。
家族がおらず仲の良い人間が男だけだった花楓は、男を悪く言う家族や友人を憎く思ったのでしょう、街まで降りて殺し、「とってきた!いっしょにたべよ!」と無垢な笑顔を見せます。
男は、家族や友人は自分を心配してくれていただけなのに、どうしてあんなことを言ってしまったのかと後悔し、そこで自分は人間であり、花楓は獣であるということを理解したのです。
すっかり衰弱しきった男は、花楓の回収に来ていた野火丸にすべてを託し、死んでしまったものと思われます。
花楓にとってはなんてことない、もしかしたら忘れてしまっている過去でしょうが、もしも自分が男の立場であればこの獣を処分できたのでしょうか、かなり重い話に考えさせられました。
花楓は嫌われ者?
引用元:怪物事変
花楓は明るくて人懐っこい性格ですが、反面無遠慮で数もろくに数えられないほど頭が弱いので、嫌いというよりは呆れられていると表現したほうが正しいでしょう。
パートナーの赤城は一緒に行動する時間が長い分、かなり苦労しているようです。
島根での戦い
引用元:怪物事変
単行本8巻にて花楓と赤城、夏羽と織の闘いが描かれており、花楓と赤城の相性の悪さを読み取ることができます。
そもそも花楓と赤城の性格は正反対で水と油、普通なら一緒に行動するのも難しいのでしょうが、任務なのでそうは言ってられず、流結石を求めて島根の八ツ首村にやってきた二人は、流結石の在りかを聞き出す前に花楓が村を全焼させてしまったのです。
生き残った村人のいちごと環は夏羽と織に出会い、その後夏羽と織は二人を助けるために花楓と赤城と戦ったのですが、夏羽や織のようにうまく連携が取れず、最終的には水に流されて敗北してしまいました。
全部が全部花楓が悪いわけではないでしょうが、かなりの確率で花楓の自由行動が敗北の原因と考えられ、それを自覚していないのが一番の問題でしょう。
飯生に成果報告をする際、花楓と赤城の二人だけ成果がなかったため、二人は飯生から見放されてしまったようです。
花楓と赤城のコンビ解消の危機
引用元:怪物事変
花楓とコンビで動いているのが赤城ですが、花楓があまりにも感情的に動くので、手に負えず、一度コンビ解消の危機に陥ったこともありました。
夏羽たちと対峙した際に敗れたのは赤城のせいだと擦り付けられ、腹が立った赤城は、反省させるためにレインボーブリッジがライトアップするまでの約30分間鬼ごっこで自分を捕まえられるか勝負を挑みます。
花楓は破壊するしか能がないため、いつまで経っても赤城を捕まえることができず、結果タイムアップで赤城の勝ち、そこで赤城は花楓に連携することの大切さを説きました。
花楓は人懐っこく明るい性格ですが、その実他人に興味がなく、実際にパートナーである赤城がどんな戦法を使ってくるのかすら想像できなかったのです。
これによりコンビ解消の危機を乗り越えた花楓と赤城は、以前よりもお互いを信頼できる関係になり、強敵として夏羽たちの前に立ちはだかることになります。
花楓と赤城の相性
引用元:怪物事変
一度コンビ解消の危機に陥った花楓と赤城ですが、何とか乗り越えて今ではかなり相性の良い相棒となっています。
その相性の良さは野火丸も認めるほどで、野火丸の分析では二人は強い力を持っているが、致命的な弱点も持ち合わせており、性格的な相性も水と油、二人そろったところで屋島の太三郎狸には敵わないだろうと言っていました。
しかし続けて、二人が仲良くなっていたら本当にやばい、四国が火の海になると言っており、実際に仲良くなった花楓と赤城は裏屋島にいる太三郎狸を圧倒的なパワーで攻撃します。
そのパワーは凄まじく、屋島の「裏」で行われていることなのに「表」にまで影響が出ており、深夜なのに昼のように明るい空、40度にもなる高温等、異常気象として人間界に影響を与えることになりました。
野火丸の見立てでは四国が火の海になる、と言っていましたが、実力的にはもっと広範囲に及ぶ攻撃を繰り出せるのではないでしょうか、一人ではできないことも二人ならなんとやら、かなり恐ろしい存在になってしまったものです。
花楓の過去と赤城との相性のまとめ
花楓は産まれてすぐに母親を亡くしているため、言葉を教わるタイミングも遅く、人の心が育たないまま大人になり、飯生に拾われました。
そのため教養は身についていないし、感情もろくに制御できないので問題児扱いされていましたが、赤城というストッパーができたことによって、かなり手強い相手として夏羽たちの前に立ちはだかることになります。
屋島での戦いがどう決着を迎えるのか、非常に楽しみですね。