喜怒哀楽が顔に出ない人は、どのような心理を持っているのでしょうか?
感情がないようにも見えてしまうため、その人が何を考えているのか、想像するのは難しいものです。
そこで今回は、喜怒哀楽がない人の心理をご紹介したいと思います。
喜怒哀楽がない人の心理
喜怒哀楽がない人の心理を理解できれば、どのような付き合い方をすれば良いのかもおのずと理解できるものです。
これから感情がない人と出会ったときのためにも、どのような心理を持っているのか解明していきましょう。
1.冷静に物事を見たい
喜怒哀楽がない人の心理には、冷静に物事を見たいという心理があることが多いです。
人は感情的になると、物事を正しく判断できなくなることがあります。たとえば、
- 怒って悪口を言い過ぎた
- 楽しくなり過ぎて物を壊した
- 嬉しくてお酒を飲み過ぎた
- 悲しくて大泣きしてしまった
というようなことになってしまい、後で後悔する結果となってしまいます。
人間ですからこのような行動をとって当たり前なのですが、その失敗を繰り返さないために、できるだけ感情を動かさないように勤めた結果、普段から喜怒哀楽が表面化することが少なくなったのです。
このような心理になるということは、喜怒哀楽がない人は他人に迷惑をかけたくないと思える優しい人ということになります。
または、失敗を繰り返したくないと強く思える、向上心の強い人とも言えるでしょう。
少し物足りないと感じるかもしれませんが、人間的には素晴らしい人ですので、うまく付き合っていきましょう。
2.慣れている
喜怒哀楽がないのは、慣れていることが原因かもしれません。
人は感情を動かされると、喜怒哀楽が表情にあらわれますが、同じことを見たり聞いたりしても感動することはありません。
最初はテレビで見る芸人が面白くて、笑っていたとしても、同じネタを何度も見れば、笑えなくなるでしょう。
つまり、慣れてしまうと喜怒哀楽が出なくなってしまいます。
喜怒哀楽がない人は様々な経験をしていたり、あなたよりも年上の人生経験豊富な人なのかもしれません。
あなたにとっては様々なことが新鮮ですので喜怒哀楽が出るポイントなのかもしれませんが、相手にとっても同じだとは限らず、すでに経験していることであるために、喜怒哀楽が出ないのです。
そのため、喜怒哀楽がない人は感情がないのではなく、人生経験の差によって、喜怒哀楽がないように見えてしまうということになります。
3.恥ずかしい
喜怒哀楽がない人は、感情を顔に出すことを恥ずかしがっているのかもしれません。
実は、男性の中には自分が感情的になっているのを見られることを、恥と捉える人がいます。その理由は以下のようなものです。
- 内面をさらしたくない
- 弱みを見せたくない
- プライドが高い
- 笑顔にコンプレックスがある
感情的になっているときには自分の本性が出てしまうため、自分の性格にコンプレックスがあったり、プライドが高く、弱さを人に見られたくないと思っていたりすると、喜怒哀楽を出さなくなってしまうのです。
また、笑ったときの顔自体にコンプレックスを持っている人もいます。
過去に笑顔になったときの表情をからかわれたというような、トラウマ体験がその原因となっていることもあるため、指摘すると大きく傷つけてしまうでしょう。
そのため、このような理由によって喜怒哀楽がない人には、慎重な対応をしてください。
4.あなたに興味がない
喜怒哀楽がない人は残念ですが、あなたに興味がない可能性もあります。
興味のない人に感情を動かされないのは、全員に共通していることでしょう。
つまり、喜怒哀楽のない人ははあなたという人間に対してまったく興味を持っておらず、喜怒哀楽がないのはあなたの前だけなのです。
他の人の前ではしっかり感情を表現しているということになるため、喜怒哀楽がない人が怒るようなことを何かしてしまったのかもしれません。
その原因を考え、必要であれば謝罪などを行うことにより、相手との関係を修復することができます。
まとめ
喜怒哀楽がない心理は人によって様々です。
多くの場合、悪意が無くそうしているのですが、なかにはショックを受けてしまうような心理もあります。
相手の喜怒哀楽がいきなりなくなったということは危険信号ですので、関係を悪くしたくないのであれば、慎重な対応をしましょう。