
仕事にはストレスがつきものですが、休日出勤で感じるストレスは平日の比ではありません。
では、どうして大きなストレスを感じてしまうのでしょうか。
ここでは、休日出勤の仕事が平日に比べてより大きなストレスを感じてしまう理由を紹介していきます。
目次
休日出勤がストレスになる理由
休日出勤がストレスになる理由を知ることができれば、その理由を排除することにより、休日の仕事をストレスなく行うこともできます。
今後の休日出勤に備える意味でも、いったい何がストレスとなってしまうのか、その理由を解明していきましょう。
1.「休日の自分」を想像してしまう
もともとそのつもりはなかったのに、イレギュラーな形で休日出勤した場合、多くの人は、「今日はほんとうは休みだったのに」と考えるでしょう。
そして、仕事をしながらも「休日を楽しんでいるはずの自分」を想像してしまうものです。たとえば、
- 友達と遊びに行く予定だった
- 家でゆっくりするつもりだった
- 家族でドライブに行く予定だった
- 彼女とデートする予定だった
という予定があったとしましょう。
しかしそれが突然の休日出勤になったのですから、「楽しい休日を送るはずだった自分」と、「仕事をしている現実の自分」を比べ、現状に対する大きな不満を抱えることになります。
想像の自分と現実の自分のギャップが大きなストレスを生んでしまうのです。
2.時間がたつのが遅い
平日の仕事に比べ、休日出勤の仕事は時間が経つのが遅く感じられるものですので、そのことがストレスにつながることは少なくありません。
時間がたつのが遅いと感じる理由として考えられる理由は以下のようなものとなります。
- 余計なことを考えるため仕事に集中できない
- 本来は休日だったのだから少しでも早く仕事を終えたいと焦ってしまう
- 「上司から出勤を強要され拘束されている」という意識が強い
- 休日出勤になったいきさつを考えてしまう
- 今ここにいることが不快
こうした理由によって、休日出勤は時間が経つのが普段より遅く感じられ、普段より大きなストレスを感じてしまうものなのです。
3.休んでいる人がうらやましい
休日出勤の場合、職場のメンバーすべてが出勤するということは少ないでしょう。
同僚の多くは休んでいて、自分や限られたメンバーだけが出勤して仕事に当たる、というケースが多いものですので、同僚の多くは予定通りの休日を楽しんでいるわけです。
そういう状況に置かれると「自分は休日出勤させられ、やりたくもない仕事をやらされている」「ほかの同僚は楽しい休日を送っていて、うらやましい」と感じてしまいます。
つまりは嫉妬しているということになりますが、人間はこのような感情を持つと、それがストレスにつながることが少なくありません。
職場のメンバー全員が休日出勤であれば、そういう感情を抱くことはありませんが、そうでない場合は同僚に対するうらやましさから、大きなストレスを感じてしまうのです。
4.つまらないミスをしがち
仕事でストレスを感じる大きな原因の一つが「ミス」でしょう。
仕事をしていて自分でミスに気づいた場合、そのミスを訂正したり、リカバリーしたりしなければいけないことでストレスを感じますし、上司や同僚からミスを指摘された場合はさらに大きなストレスを感じます。
いずれにしても、ミスをするとストレスを感じるわけですが、休日出勤では、平日の仕事よりも、どうしてもミスが増えてしまいがちです。
その理由は、余計なことを考えたり、仕事に対する集中力が低下するためと考えられます。
その結果、普段ならあまりしないようなつまらないミスをしてしまい、それがストレスにつながるわけです。
5.アフターファイブも楽しくない
仕事がつらいと感じたときは、「仕事が終わった後」のことを考えることで、ストレスを軽減させることができます。
仲の良い同僚を誘って飲みに行ったり、家に帰って趣味を楽しんだりなど、アフターファイブに何か楽しみを見出すことで、つらい仕事を乗り切ろうとするものです。
しかし、イレギュラーな休日出勤の場合は、そのようにアフターファイブを楽しむ気にはなれません。
もともと、一日中好きなように過ごすことができたはずの休日に仕事をさせられているのですから、アフターファイブを楽しむという発想自体が生まれにくいのです。
そのため、普段以上の強いストレスを感じてしまいます。
まとめ
休日出勤で仕事をする際、平日の仕事よりも大きなストレスを感じてしまう理由について、主なものを5つ紹介しました。
いくら嫌でも仕事である以上、しなければならない仕事を拒むことはできません。
ストレスを少しでも軽減するために、「休日出勤した自分へのごほうび」を考えてみてはどうでしょうか。