なんでも人の言いなりになる人がいます。
彼氏や上司に言われるがままでいると、結果として「彼氏や会社の奴隷」のようになってしまうこともあるでしょう。
「そんなふうにはなりたくない」と思っている人のために、この記事では言いなりになる人の心理を紹介します。
言いなりになる人の心理5つ
言いなりになる人の心理を解明することにより、言いなりにならないための方法も見つけ出すことができるものです。
まずは自分がどのような心理を持っているのかを知ることが大切ですので、言いなりになる心理とはどのようなものなのか、学んでいきましょう。
1.人と衝突したくない
たとえば、彼氏から「こうしろ」と言われたときに、拒んでしまったとしたら、
「どうして言うとおりにしないんだ」
と強く責められ、ケンカになってしまうこともあるでしょう。
あるいは上司から、
「残業してこの仕事を今日中に仕上げなさい」
と言われた時にそれを断ると、上司とぶつかってしまうこともあるものです。
人の言いなりになる人は、そういう事態になることを避けたいという心理があります。
人と衝突することを嫌う、よく言えば「平和主義者」ということになるわけですが、ようするに臆病で、「人とぶつかることが怖い」という心理が働いているのです。
人の言いなりになってさえいれば、人とぶつかることがないため、自我を表に出さず反論することを避けるようになってしまいます。
2.人から良く思われたい
人の言いなりになる人には、「相手からよく思われたい」という心理もあります。
上司の言うことを、なんでもそのまま受け入れるイエスマンと、上司の言うことに逆らったり強く拒んだりして、言うことを聞かない人とでは、前者の方が上司に好かれるものです。
上司の言いなりになる人は、上司から良く思われたいからこそ、そうするわけです。
彼氏の言いなりになっている人も同様で、逆らわないことによって彼氏から良く思われたいと考えています。
そして、誰に対しても言いなりになる人もいますが、このような人は八方美人であることが多いです。
誰からもよく思われたいという心理が働いているため、人の言いなりになってしまいます。
3.マイナス思考
ものごとをネガティブにとらえてしまうというのも、人の言いなりになる人の心理の1つです。
彼氏の言いなり、上司の言いなり、あるいは友達の言いなりになる人は、
「逆らった場合にはどうなるだろう」
ということを考えます。
つまり、
- 逆らって彼氏にフラれたらどうしよう
- 上司ににらまれたらどうしよう
- 会社をクビになったらどうしよう
- 友達を失ってひとりぼっちになったらどうしよう
といった不安を覚えるために、結果として言いなりになる道を選択しているのです。
実際、上司の依頼を拒んだからと言って、会社をクビになるようなことはないですし、彼氏に逆らうと確実ににフラれる、なんてこともありませんが、マイナス思考なためにそういう想像をしてしまうのです。
4.現状を変えたくない
「人の言いなりになってしまう自分を何とか変えたい」と思いながら、なかなか変えられないケースが少なくありません。
そんな人にありがちな心理は現状を変えたくないというものです。
たとえば、彼氏との関係が良好に保たれているとしましょう。
あるいは、上司から好かれているとします。
つまり、彼氏や上司の言われるがままになっている現状が、それほど不幸なものではないのです。
そのような自覚がある場合、
「彼氏との関係を変えたくない」
「上司からの評価を変えたくない」
と考えるため、言いなりになる自分を変えることができません。
自分を変えたいと思いながら、現状を変えたくないために、言いなりになり続けてしまうわけです。
5.自分で判断したくない
人の言いなりになる人は、実は相手に甘えているケースもあります。
彼氏から「こうしろ」と言われたことに従い、上司からの指示をそのまま受け入れる、ということをしていれば、自分で判断する必要はありません。
自分の頭で判断することなく、すべて彼氏や上司の指示に従ってさえいればいいのですから、ある意味、楽な生き方です。
人の言いなりになる人は、無意識のうちにその楽な生き方を選び、その結果、判断を彼氏や上司にゆだねているわけです。
無意識のうちに人の言いなりになる道を選んでいるのですから、
「言いなりになる自分を変えたい」
と思っても、変えられるはずはありません。
その甘えを捨てない限り、奴隷化は避けられないと言っていいでしょう。
まとめ
言いなりになってしまう人の心理を紹介しました。
言いなりになる自分を変えたいと思っていても変えられない人に多いのは、自分の心理を把握できていないということです。
紹介したように、無意識のうちに自分でそれを選択しているケースもあります。
言いなりになる自分を改善するためには、そういう自分の心理を正しく把握することが大切です。