ジョジョ5部ラスボスのディアボロ戦の激闘!その結末はいかに

ジョジョの奇妙な冒険第5部黄金の風のラスボスであり全シリーズの中でも上位のスタンド能力で、5部の中では間違いなく最強のスタンド能力の持ち主であるディアボロ。

今回はそんな”絶対王者”のディアボロとはどんな人間なのか、そして彼を待ち受ける結末とは一体どのようなものだったのかお話ししていきます。

ジョジョ5部ラスボス、ディアボロとは

キービジュアルのポーズを決める組織のボス、ディアボロ

引用元:https://www.famitsu.com/news/201512/17093979.html

圧倒的な強さを誇り、作中最強を誇るディアボロですが物語終盤までその存在を隠したままブチャラティ達に指示を出し、組織を操っています。

彼の凄いところはその存在を過去から全て抹消していることです。

経歴、年齢、写真なども全て残っておらず、全ての情報を完全に消し去り誰一人その正体を知るものがいないと言う謎の存在です。

一応ポルナレフがその存在と正体に気づいてはいましたがディアボロ自身殺したと思っていた為、作中ではディアボロのことを知る唯一の存在となっておりディアボロの唯一の失敗と行っても過言ではないでしょう。

ディアボロの人物像

年齢は33歳(アニメでは35歳)、組織パッショーネの創設者でありそのボス

性格は冷酷非道であり、自分の地位や栄光が揺らぐことを極度に恐れた完璧主義者

故に少しでも不安要素があるのなら自らの部下であろうと自決の命令を下します。

物語中ではブチャラティ達に娘の引き渡し場所を伝えた幹部のペリーコロさんはボスの命により口封じの為自決させられます。

高いプライドと完璧主義、そして自分の地位が脅かされ”絶頂”でなくなる事への不安から、過去の痕跡を完全に抹消、その正体を探ろうとするものは組織の人間であろうが殺して危険要素を排除していきます。

さらに、自らの存在につながるかもしれない物はそれが実の娘であろうと自らの手で消し去ろうとします。

その行いに対してブチャラティは「吐き気を催す邪悪」と言っており、その一言がディアボロを物語っていると言っても過言ではありません。

もう一人のディアボロ、ドッピオ

ディアボロを語るに関して忘れてはならない存在がドッピオです。

彼はディアボロの中に存在するもう一つの人格。

彼自身は二重人格ということはわかっておらず、ボスの忠実なる部下だと思っておりディアボロが表に出ている間の記憶はない。

ドッピオが表に出ているときは背格好まで変わり、全くの別人のようになる為、周囲からは彼がボスであることは全く気づかれない。

また、ドッピオも身体はディアボロなのでスタンドを使うこともできるが限定的でありその最強の能力を全て使い切ることができない。

性格はディアボロとは真逆で、気弱で臆病な性格であるがディアボロの正体に近づきそうなものが現れると急変し気性が荒くなる。

ちなみに人格の入れ替えはディアボロは自由に行えるが切り替えまでにラグが生じる様です。

恐らく背格好まで変わる為、その肉体の変化の時間が必要な為だと思われる。

ディアボロがここまで正体を隠し通してこれたのはこのドッピオというもう一つの人格があったが為である。

ジョジョ5部最強のスタンド、キングクリムゾン

敵を始末しようと出てきたキングクリムゾン

引用元:http://jojo-animation.com/story/021.php

間違いなく5部中最強であろうディアボロのスタンド、キングクリムゾン

その能力は他者を寄せ付けない圧倒的な力であり、ラスボスに相応しいまさに”最強”のスタンドです。

そのスタンド能力はジョジョシリーズでもかなり上位にランクインする程、ジョジョのラスボスと言えばDIOですが、あのDIOでさえも吸血鬼でなければ恐らく勝つことは難しいであろう絶対無敵な能力なのです。

史上最強のスタンド、絶対無敵のキングクリムゾン

キングクリムゾンは

  • 破壊力-A
  • スピード-A
  • 射程距離-E
  • 持続力-E
  • 精密動作性-?
  • 成長性-?

射程距離は2〜3メートルの近距離パワー型のスタンド。

基本ステータスはそこまで高くはないが最も恐ろしいのは、時間を消しとばす能力です。

消し飛ばされた時間の中では全てのものがその間の動きを認識出来ず、記憶もしていない。ディアボロだけが消した時間の中を理解し行動できる。

つまりディアボロが”時飛ばし”を発動させると周りの人間は飛ばされた時間の事を認識できず、「階段を登っていたら突然登り終わっていた」「チョコを食べようとしていたらすでに食べていた」などその過程が残らず、行動の先の結果だけが残るという事。

その飛ばしている時間は十数秒間飛ばせるようで、その間に意識を持って動けるのはディアボロだけであり、その間に四角に回り込む事などが可能。

また消しとばした時間の間では自分以外の物に干渉出来ないという特性を持っており、この特性を利用して、リゾット戦では自分に撃たれたエアロスミスの弾丸を避けようとはせず、その瞬間の時間を消しとばす事で自分には食らわずに弾丸をすり抜けさせ、ディアボロを抑えていたリゾットだけに当たるという芸当までして見せる。

さらにキングクリムゾンにはエピタフというもう一つの能力があります。

これはこれからすぐに起こることが十数秒先まで予知できる能力であり、相手の行動やこの後自分に起こる事がわかるという物です。

エピタフで見たものは絶対に起こる事として予言され、その事実を変えることはキングクリムゾンの時飛ばし以外は不可能です。

この二つを組み合わせると、エピタフで未来予知→都合の悪い事や敵の攻撃を確認→その時間を消しとばし回避→攻撃と、まさに無敵です。

基本的に一対一では行動を予知されて都合の悪いことは全て消しとばされるので誰も勝てない絶対無敵のスタンドとなっています。

この能力を使いディアボロは、常に自分の前に訪れるあらゆる失敗などを回避し絶頂であり続ける事をしていました。

先に起こる不幸や失敗など、全ての都合の悪いことを消しとばし結果だけを手に入れる事ができる、それがキングクリムゾンの能力なのです。

生まれる前からスタンド使いだった

ディアボロが生まれた場所はイタリアの刑務所内。

母親は2年前より服役中であり、父親は2年以上前に病気で死んだとされています。

ここでおかしいのは、普通の妊娠から出産までは10ヶ月ですがこの場合は、服役前に妊娠した事になるので2年以上もお腹にいた事になります。

これも恐らくディアボロのスタンド能力の影響によるものだと思いますが、大体のスタンド使いが生まれてからジョジョにスタンド能力に目覚めるor目覚めさせられるのですが、ディアボロは生まれる前から既にスタンド能力に目覚めていたのかもしれません。

その後は刑務所では育てられないと母親の故郷のサルディニア島の神父の養子となり、19歳になるまでそこで暮らしていたが、その間にディアボロの邪悪な人間性が現れ始めていた。

ジョジョ5部ラスボス戦の結末

ここまで話した内容では全く負ける要素のないディアボロですが彼の最後は一体どういった物だったのでしょうか?

実際作中でもポルナレフが「奴を倒すことは不可能」と断言しており、純粋に戦っても絶対に勝てない存在、それがディアボロとキングクリムゾンでした。

圧倒的な戦闘力でジョルノ達を圧倒

矢の力によって暴走したポルナレフのスタンド、シルバー・チャリオッツ・レクイエムの能力により全ての生物の魂が入れ替わるという混乱の中ディアボロとの最終決戦が始まります。

矢の力がスタンドを新たな力へと目覚めさせてくれる事を知ったディアボロはそれがジョルノ達の希望であり自分を倒すかもしれない最後の手段だと確信し、矢を強奪するように行動を起こします。

必死に抵抗を見せるジョルノ達ですがその能力の前に全ての行動は予測され回避されていきます。

最終決戦においてもその力は圧倒的で、未来予知と時飛ばしの前に手も足も出させないジョルノ達。

もはや未来がわかるディアボロにとって数で劣っていようがそんなものはハンデにも何もならない程、ミスタの攻撃に関しても「下っぱのカス能力が」と言っており相手にもならずディアボロは矢を手に入れます。

しかし矢には選ばれず・・・

矢を手に入れたディアボロは自身の勝利を確信しましたが矢で自信を貫く前にブチャラティがシルバー・チャリオッツ・レクイエムを倒し、魂の入れ替わりが解除されて矢を取りこぼしてしまいます。

そして最後に矢を手にしたジョルノはその力を使いゴールド・エクスペリエンスをレクイエムへと進化させます。

進化したゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの前に危険を感じたディアボロは逃走しようとしますが、”帝王”としての誇りから逃げることを選ばす戦いを挑みます。

しかしその能力はキングクリムゾンを凌駕する能力で「攻撃してくる相手の動作や意志の力をゼロにする」という能力の前に時飛ばしも未来予知も全て無意味なものになります。

実際ディアボロはエピタフでキングクリムゾンの拳がジョルノの心臓を貫く未来を予知していましたが、その”真実”に至ることが出来ずジョルノの前に破れます。

だがゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力により真実にたどり着く事が出来なくなったディアボロは何度も死を体験しては甦りまた逃れられない死を体験しては死ぬという「終わりのない終わり」を迎える事になったのです。

まとめ

極悪非道で人の命をゴミほどにも思わない邪悪な人間であったディアボロ。

その最後は今まで踏み躙って来た全ての人に対する罰であるかのような永遠の死を繰り返す事になりました。

こうしてディアボロは死ぬことも許されず終わりのない地獄を味わい続ける最後を迎えたのです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。