ジョジョ5部最終回ネタバレ感想!ジョルノ入団前のエピローグ

シリーズ累計1億部を突破している超人気漫画、ジョジョの奇妙な冒険のその第5部となる黄金の風。

最終回では主人公ジョルノ・ジョバーナの話ではなく過去の話し、エピローグがメインになっており、矢を手に入れその力でディアボロを討ち果たし遂に目的を果たしたジョルノ達の最後のお話しです。

ジョジョ5部は歴代最強のスタンドを作り出した

矢の力で覚醒したジョルノとゴールド・エクスペリエンス・レクイエム

引用元:https://animanch.com/archives/20229365.html

ついにディアボロを倒したジョルノ。

矢の力で覚醒して更なる能力を得たゴールド・エクスペリエンス・レクイエムは歴代最強のスタンドになっているようで、あの無敵と言われていたディアボロでさえ余裕で倒してしまうその能力はまさに圧倒的でした。

ステータスがもはや無し

ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムのステータスだがもはや破壊力・スピード・射程距離・持久力・精密動作性・成長性などの全ての項目がなしになっていて、これはそういった概念の話ではなく全てにおいて超越した存在となっていることを表しており、実際にその能力も相手の動作やその意思など全てをゼロに戻すという無茶苦茶な能力、決して真実に辿り着くことができなくなっています。

例えそれがキングクリムゾンで予知した未来だとしてもその未来にたどり着くことが出来ずに永久に時間の中に閉じ込められてしまい、そして殴られたものは死という真実にすらたどり着くことが出来ず自分の死を無限に繰り返すことになる。

「終わりがないのが終わり、それがゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」

最後の最後に出てきたから良いもののこれが次の6部以降にも出てくるようなことがあれも誰も勝てずに話が終わってしまいそうな能力ですね。

話はエピローグへ

そしてメインのお話はエピローグ、過去話となり物語の舞台がコロッセオからジョルノがパッショーネに入団する前、ブチャラティと出会う前のお話になります。

何げにキャラ紹介以外でジョルノが入る前のブチャラティチームの話は今回が初となっており、貴重なお話です。

レストランで楽しくお食事

レストランでご飯を食べている時に人肉が美味しいかの話をしだすミスタと嫌がるナランチャとフーゴ、それを眺めるアバッキオ

引用元:ジョジョ5部単行本より

開幕早々とんでもない話をぶち込んでくるミスタと、それに対して怒るフーゴナランチャアバッキオはダンマリですが意外と興味があるのかも。

「あっち行けよひとりで食えツ!」と言いつつちゃんと話を聞いてるところが仲の良さを感じます。

しかもこの後力説するミスタの説明にアバッキは「なるほど結構説得力あるな」なんて納得しているし、ナランチャなんて間に受けていました。

ブチャラティ登場

そこに登場したのはブチャラティ、ジョルノが殺してしまった涙目のルカの事で組織から犯人を探すように指令を受けていたようで、この時はそのルカを殺った奴が自分たちの仲間になるなんて夢にも思っていなかった事でしょう。

アバッキオがブチャラティを見て嬉しそうなとこがなんだか微笑ましいです。

そんな人望厚いブチャラティのところに直接依頼人が来る。

ここの街の人はブチャラティがギャングだって知っているのに平気で頼み込んでくるのが凄い、というよりブチャラティが優し過ぎますね。

スタンド、ローリング・ストーンズ

スタンド、ロールング・ストーンズのステータスと説明

引用元:ジョジョ5部単行本より

花屋のおじいさんからの依頼で娘を死に追いやったとされるボーイフレンドの彫刻家に報いを受けさせてくれとの事で調査開始するも、その彫刻家、スコリッピはスタンド使い。

スタンド能力は近い将来死ぬ運命にあるものが近づくとその死の間際の姿になる石、ローリング・ストーンズ、この運命からは逃れられず既に決まっている事で、そしてこのスタンドは死の運命にあるものを苦しみから救うためにその者の所に向かって行きます。

死の運命にあるものが石に触れると苦しまずに死ぬことができ、またスタンド使いのスコリッピ本人にも制御不能で石が勝手に運命を刻み、行動するとのこと。

逆にローリング・ストーンズに近づいても死に際が映し出されなければまだ、すぐには死なないらしい。

石に死に際を掘られると死亡

依頼開始から謎の石、ローリング・ストーンズに付け回されている気がしていたミスタは、スコリッピの口を割らせるために彼が住むマンションに潜入し上の階に上がるためエレベータを呼ぶミスタだったが、エレベータを開けた瞬間にその石が目の前に現れます。

すぐさま石を拳銃で撃ち抜くローリング・ストーンズは既に発動されており能力によって掘り出されたのはあろう事かブチャラティ、それがスタンド攻撃でありスコリッピが何かしらの攻撃をしていると思ったミスタはエレベータの中にいたスコリッピに弾丸をお見舞いして尋問を開始。

ちょろっと出した手を正確に撃ち抜くところ、さすが拳銃使いですね。

尋問でわかったことはそれが、

  • ブチャラティの死に際を予言した姿だということ
  • 石に触れればブチャラティは苦しまずに死ぬことができるということ

花屋の娘は自らの死を知り、それが父と同じ内臓の病気で父が亡くなった後に自分も死ぬ事を知った為父を助けるため自ら死を受け入れ、その臓器を父に移植させ父を救おうとしたということで、そんなのは出鱈目だとスコリッピを殴り飛ばして攻撃をやめさせろと脅すミスタだがスコリッピが嘘を言っていないことに気づき始め、焦るミスタでした。

必死なミスタに忠義を感じる

最初は強気だったのに最終的には止め方を教えてくれとお願いするミスタ、ブチャラティのことをとても大切に思っていることがわかりますね。

とにかくブチャラティを助けるためにピストルズを載せた弾丸を撃ちまくり探させるミスタ。

この時弾丸はマンションの周りを旋回してブチャラティを探していたり、明らかにそんなに飛んでいかないだろうと思うくらい、長い時間飛び回っています。

チョコラータとの戦いの時にそれくらい飛んでいればヘリを撃ち落とすなんて簡単だったでしょう。

覚悟で運命を切り開くミスタ

とにかくブチャラティが石に触れるのだけは阻止しなくてはならないミスタ。

「あの石を『破壊』するか・・・もしくはその形を変えることができれば・・・あるいは・・・」とスコリッピの言葉を信じ破壊を決意。

マンションから石ごと飛び出し石を地面に叩きつけて破壊を試みるが。。

石とダイブで破壊に成功

石を地面に叩きつけて見事破壊することに成功

しかも落ちる寸前にフーゴの運転する車がミスタの下に滑り込み、地面との激突を回避します。

実はミスタは自分の形が彫られてないのならまだ死ぬ時ではないということでダイブしても助かるだろうという予想があっての行動。

ギアッチョ戦の時のような闇雲になっていたわけではなかったようです。

しかし運命は変えられなかった

 

ミスタの決死の行動も虚しく砕かれた石から新しい形が出てくる。

それはブチャラティだけではなくアバッキオ、ナランチャの姿も・・・

運命はやはり変えることが出来なかったが、それでも彼らが運命に争い、未来を切り開こうとする強い意志がディアボロを倒すことが出来た1番の勝因なのだろう。

舞台は再びコロッセオへ

エピローグが終わり舞台が再びコロッセオへ。

まだブチャラティが生きていると思っているミスタとトリッシュは急ぎブチャラティの所に行こうとするが真実を知っているジョルノの顔は暗い。

そんな時何かにつまずいたトリッシュが消えてしまう。

ポルナレフの末路・・・

トリッシュが消えた理由は亀のスタンド使いによるもので、なんとポルナレフがその亀となって現れたのだった。

実はポルナレフはシルバー・チャリオッツ・レクイエムが破壊され、元の身体(既に肉体は死んでいる)に戻る時、この亀の中にしがみつく事で魂だけで生きながらえる事が出来た。

本人曰く幽霊のようなものとは言っているが亀を動かしているのがどう見てもポルナレフなので亀の身体で魂はポルナレフという方がしっくりくる。

仲良しミスタとトリッシュ

ポルナレフを向かい入れた後にミスタが突然トリッシュの匂いを嗅ぎ始める。

明らかに変態行為だがその後自分の匂いを嗅いで

「オレ・・・やっぱり変なにおいかも・・・」

と自分の体臭を気にし始めるミスタ、それに対してトリッシュが

「なんかあの時は変なこと言っちゃたけど・・・必死だったせいか別に気にならなくなったわ」

「逆にけっこうなつかしいななんて思ったりして」

とミスタの体臭を懐かしむトリッシュ。

急激に仲良くなったのでこの後実は二人は結ばれたり・・・なんて考えたりしましたがそんな展開はなかったようですね。

ちなみにトリッシュが笑ったのはこれが初めて、これからは年頃の女の子らしくこうした笑顔を沢山してくれる事を祈ります。

そしてジョルノはギャングスターへ

ついにディアボロを倒し組織の新たなボスとなったジョルノ。

その周りには組織の幹部らしき者たちとミスタとポルナレフの姿があった。

彼がボスとなることで街の麻薬の密売などは全てなくなりより住み良い街に変わっていくだろう。

DIOの息子でありながら正義の心を持っているジョルノはきっとDIOの血よりもその元になっているジョースター家の血を多く引き継いでいたのだろう。

まとめ

最強のスタンド使いになったジョルノ。

しかし彼がここまで来れたのは「眠れる奴隷」であったブチャラティ達が目覚めたことで導いてくれたのだと思う。

運命に争い続けることで結果は変わらないとしても、その人生に大きな価値を作ることができる。

そんな事を教えてくれる最終回でした。