ジョジョ5部トリッシュ・ウナのスタンド「スパイス・ガール」の能力は?

今でも根強い人気を誇るジョジョの奇妙な冒険、第5部黄金の風。

本作の舞台はイタリアとなり、かつての敵DIOの息子の主人公「ジョルノ・ジョバーナ」が組織、パッショーネのボス「ディアボロ」を倒し、ギャングスターを目指す物語です。

そのジョジョ5部のヒロイン的存在のトリッシュ・ウナのスタンドスパイス・ガールの能力について詳しく解説。

また、トリッシュ・ウナとはどんな人間なのか?組織のボス「ディアボロ」との共通点などを解説していきます。

トリッシュ・ウナとは?

DVDの表紙のトリッシュ

引用元:ジョジョ5部

ジョジョ5部では貴重な女性キャラでヒロイン的な存在のトリッシュ・ウナ組織のボスディアボロ」の娘であり、組織の裏切り者の魔の手から逃れる為にディアボロからブチャラティ達に護衛対象として行動を共にするよう指示。

その為ブチャラティ達と共に行動をするようになったが、実際はディアボロがトリッシュから自分の存在がバレてしまうのを防ぐため、自らの手で殺すべくブチャラティ達に護衛を任せていたのだ。

ボスによる暗殺を回避したトリッシュは、自分を殺そうとするディアボロがどんな人間なのかを知るためにブチャラティ達と自らに意思で行動を共にする。

その後は自らもスタンド能力に目覚め、ブチャラティ達の手助けをし、打倒ディアボロの為に一緒に戦ってくれて、ちなみにジョジョ5部では名前のある女性キャラクターはほとんど存在せず、唯一の女性と言っても過言ではない。

トリッシュは性格は悪かった?

トイレから出てくるトリッシュとそれを眺めるナランチャとミスタとフーゴ

引用元:ジョジョ5部

そんなトリッシュですが、初登場から気が強くフーゴの上着をハンカチ代わりにしたり、自分の必要なものを遠慮もなくフーゴ達に注文したりと気が強いどころか図々しく少し高飛車な性格であった。

また「ミネラルウォーはフランス製じゃあなきゃ死んでも飲まないことにしてるの あたし」というように飲み物にもこだわりがあり、育ちの良さが伺えます。

そして15歳ながらもスタイルも良く、顔も綺麗なため、よくミスタが色目で見ておりその被害をフーゴが被るということも。

本人自身はそういった目は気にならないのか特に気にすることもなく平然としています。

初めの頃はあまり喋らなかったが物語が進むにつれ段々と話すようになっていき、特にブチャティに対しては単なる仲間以上の何かを感じているような描写もある

作中でナランチャに「ブチャラティのことを分かりたくってしょうがないってわけだ」とブチャラティに対しての気持ちに触れられ少し動揺するも、それが好意だったのかはその後も語られていない。

基本的には守られる対象なのだが、仲間のピンチには身の危険を冒してまで助けようとし、時にはブチャラティ達も驚くような大胆な行動を取ることもある。

初めはスタンド使いではなかった

トリッシュがスタンド能力に目覚め始めたのはヴェネツィア行きの列車でブチャラティがペッシを倒し終わった後

この時にはすでにスタンドが見え始めたり、無意識にスタンド能力が発現していたりと能力開花の兆しが現れブチャラティもトリッシュはディアボロの娘なので恐らくスタンド能力があるだろうと薄々感づいていた。

組織の裏切り者ホルマジオもトリッシュのスタンド能力からディアボロの正体がわかるかもと期待をしていたので、その読みは後から当たった事になります。

トリッシュは物語後半でスタンド能力に目覚める

実際にスタンドが形となって出てきて戦ったのはディアボロの追っ手から逃げている最中、死ぬ事によってスタンドを発動させるノトーリアス・B・I・G戦

周囲で最も早く動くものを自動追尾し捕食してしまうこのスタンドは、本体が既に死んでいて殺された恨みをエネルギーとして動く。

本体がないのいで倒すことが出来ず実質無敵のスタンドであるが、自ら静止しているものにぶつかるとダメージを受けたり、動きの早いものを攻撃している最中に攻撃対象より遅い動きで攻撃されるとダメージを受ける。

この超強力なスタンドの前に、ジョルノ、ナランチャミスタが戦闘不能になりピンチに陥るも、トリッシュがスタンド能力に目覚め、スパイス・ガールを使いピンチを切り抜ける

スパイス・ガールの能力

スパイス・ガールは近距離パワー型のスタンド、能力は触れたものを柔らかくすることが出来る。

この柔らかくする能力だが、柔らかさも自在に調節することが出来、ゴムのような弾力を持たせるところから原型を留めないくらいぐにゃぐにゃにすることも出来るため汎用性が高い。

更に柔らかくなった物はその後も本来の機能は保っているので、例えば時計を柔らかくすればぐにゃぐにゃになりながらも動き続けている。

ノトーリアスB・I・G戦ではこの能力を利用して時計を柔らかくし、ノトーリアスB・I・Gの動く物を攻撃する性質を利用し柔らかくなって壊れない時計を攻撃しているノトーリアスB・I・Gを時計の秒針よりもゆっくりと動き、鉄パイプで万力のようにすり潰し撃破。

また終盤ではディアボロが弾いた弾丸をその拳にチューイングガムの様に張り付けておき、後から弾くという芸当まで見せており、ただ柔らかくだけに止まらず吸着させる能力まであるようになっている。

しかしトリッシュ自身は「ただ柔らかくしただけ」と何か新しい力に目覚めた様な発言はない為、詳細は不明。

珍しい喋るスタンド

スパイス・ガールの特徴として喋ることが挙げられる。

これは叫び声や雄叫びなどではなくスタンド自身が直接トリッシュに話しかけるという珍しいもので、トリッシュが能力を使えるようになったのもスタンド自身が助言した為です。

スパイス・ガール自身に自我があり、はっきりとトリッシュと会話をしている。

ちなみに他にも話すスタンドは数多くいるが自ら自己紹介したスタンドはスパイスガールだけ

組織のボスのディアボロとの共通点は?

物語序盤からディアボロ(ボス)の娘として組織の裏切り者達に命を狙われてきたが、その共通点はどんなものがあるのだろうか?

組織の裏切り者達がトリッシュを狙う理由として何かディアボロに繋がるものがあるのではないかと期待していたが、実際に髪の色や瞳の色など、ディアボロとトリッシュの共通点はあるがスタンド能力などはどうでしょうか。

スタンド能力に共通点はない

結論から言うと時間を十数秒飛ばす能力のキングクリムゾンと、物を柔らかくする能力のスパイスガールとでは能力の共通点が見られない

ディアボロの時間に干渉する能力からトリッシュのスタンドも時間に関係するものかと思ったが全く違う物で、強いて言うならばスタンドの色が多少似ている程度であり、トリッシュのスタンド能力からディアボロの能力を見抜くのはほぼ無理だと考えられる。

しかしトリッシュ本人の容姿はディアボロに似ているところもある為、トリッシュがディアボロへの手がかりとなったのは間違いない。

お互いに存在を感じてしまう為ボスの存在がバレる

容姿の他にディアボロにとって一番危険だったのは、お互いの存在を感じてしまうと言うこと。

これは同じ血筋からお互いのスタンドが共鳴し合うことで存在を感じ取れるのではないだろうか。

トリッシュとディアボロ以外にもジョジョシリーズでは血の影響を強く受けることが多く、スタンド能力に目覚めたDIOに影響を受けてジョースター家の人間がスタンド能力を発動させた様に、この二人もそういったスタンドの力が影響しているのかもしれない。

物語後半では「魂の存在を感じる」と言うほど具体的にお互いが近づくとわかるようになっていた。

まとめ

トリッシュ・ウナは男だらけのジョジョ5部において紅一点の存在ですが、その精神力は他のギャング達に引けを取らないほど強く、気高い物でした。

そんなトリッシュがディアボロを倒し終えた世界で穏やかに過ごしてくれたら嬉しいですね。