育児というのは本当に大変な仕事です。特に共働きをしているママは仕事に育児に家事にと毎日休まる暇がありません。
最近は、そのせいで育児ノイローゼになってしまう妻が増えているのが現状で、育児ノイローゼになってしまうと深刻な状況に陥ってしまう事もあるので、そうならないためにも家事や育児は夫婦で協力し合う事が重要になります。
今回は、妻が育児ノイローゼになってしまった時に夫はどうすればいいのかをご紹介。
[quads id=2]目次
育児ノイローゼになってしまう原因
まずは、育児ノイローゼになってしまう原因をご紹介します。
寝不足
子供が小さい時は、
- 夜泣きをしたり
- 数時間おきに授乳しなければいけなかったり
少し子供が大きくなって楽になるかなと思っても、妻は仕事に家事に育児にと寝る間も惜しんでいるイメージです。そうなってくると問題になってくるのが寝不足。
少しの時間がある間に睡眠が摂れる状態であれば、寝不足も解消されますが、夜も眠れない、昼も眠れないという状態が続けば毎日寝不足という事が続きます。寝不足状態が続けば心身ともに限界に近づいてくる事になってしまうのです。
ホルモンバランス
ホルモンバランスとは目に見えないものですので中々気がつきにくい部分で、ホルモンバランスが崩れてしまうと、精神に大きな影響を与え、育児ノイローゼになりやすくなってしまいます。
少し体調がおかしいが何が原因かわからないと思うような事が続くのであれば、産婦人科に受診しホルモンバランスについて聞いてみましょう。それが原因だと分かれば対処法や薬を出してもらるので、それだけでも十分楽になるでしょう。
相談できる友人知人がいない
女性は結婚をすると地元から離れるという事も多く、最近は近所付き合いをする事が少なくなってしまうので、周りに知人や友人がいないという状況になってしまい、話をする相手がいないという事で育児ノイローゼになってしまう原因の1つ。
今では子育て相談を電話で行えるサービスなども発達していますので、電話で相談してみる事をおススメします。
近くに親がいない
育児というの初めてでればわからない事だらけです。
そんな時は、育児の経験者である親に相談するのが一番いいのですが、近くにいないのであれば相談できる相手がいないのでストレスをため込んでしまう一方。
知人もいない友人もいない親もいないという状況は、育児ノイローゼになってしまう原因の1つになってしまいます。
夫が協力的ではない
育児ノイローゼになってしまう原因で一番大きいのはこの理由です。
最近はイクメンという言葉も話題になってきているほどですので、育児に協力する夫が増えている傾向にありますが、協力的でない夫もまだまだいて、一番近くにいるのに、協力してくれないとなると妻のストレスは溜まるばかりで、心身共に疲弊していってしまいます。
[getpost id="464"]育児ノイローゼの症状
自分が育児ノイローゼかも?と思っているのであれば以下のような症状がないかチェックしてみましょう。
- すぐにイライラしてしまう
- 無気力
- 何もかもに興味がなくなる
- 子供を可愛いと思えない
- 不眠症になる
- 引きこもりがちになる
- 人と会いたくない
など。
上記のような症状が一つでも出てきているのであれば、早急に対処する事が大切です。
妻が育児ノイローゼになってしまった時の夫の行動
育児ノイローゼになってしまう大きな原因は夫が協力的ではないという事です。そこで、妻が育児ノイローゼになってしまった時に夫の対処で随分状態が緩和してくる事がわかっていますので、妻が育児ノイローゼになってしまったら夫はどうすればいいのかをご紹介します。
妻に一人で家事・育児をさせない
育児ノイローゼになってしまったという事は、妻が一人で家事や育児を担っていたのではないでしょうか。特に多い状況としては里帰りをしていない場合です。里帰りをしていないのであれば、頼れるのは夫だけという事になりますので、日中が仕事があるので仕方ないですが、仕事からの帰宅後・休日は自分ができる範囲だけでいいので、とにかく妻の体力的・精神的に疲れる事に対して協力するようにしましょう。
しかし、夫も日中は仕事をしていますので、頑張り過ぎないという事が大前提です。
妻も同じなのですが、夫も絶対にやらなければいけないという強迫観念にとらわれないという事が大切になってきます。
家の中で子供と二人っきりで過ごさせない
夫が働きに出ている間は、ずっと子供と2人で家の中で過ごしていて、他の人と会話をする時間が無かったり機会が持てないと精神的にまいってしまいます。生まれたばかりの赤ちゃんは言葉が話せないのでコミュニケーションが全くとれません。
泣く・食べる・寝る、この3つの行動がランダムで一日中続くのです。そして泣くのも何故泣いているのかわからないという事も沢山出てきます。その状態が生後1か月くらいまで続きますが、1か月検診を終えると少しずつ外出ができるようになるので、生後2か月~3か月になる頃には一緒に買い物に連れて出る事ができるようになるでしょう。
ここで夫に注意してもらいたいのは、子供と出かけられるようになるのだから気分転換になるだろうと勝手に思い込むこと。外出できるようになったからと言っても子供と2人なのは変わりません。外出する際は出来るだけ一緒に行くようにして下さい。夫は仕事があるので帰宅するのが遅くなったりするのは仕方ありませんが、帰宅してからや休日の日はできるだけ家族で一緒に行動するようにしましょう。子供中心の生活になってしまうのは当然の事なのですが、妻中心の生活の日があっても良いのではないでしょうか。
出来るだけ手抜きをさせてあげる
性格上、何でも完璧にやらないといけないと思ってしまっている妻は沢山います。子供が生まれたばかりなのに仕事から帰宅すると家事が完璧にできている妻を持つ夫は注意をしないといけません。中には育児も家事も苦にならないという方もいますが、大半は無理をしているはずです。
無理を続けると育児ノイローゼになってしまう可能性が高くなってしまいますので、無理をしていると感じた場合は手抜きをするようアドバイスをしてあげましょう。
その一言だけで気持ちが随分らくになるはずです。
例えば、夜ご飯は作ってくれても片付けは夫がしてあげる、洗濯物を干してくれていたら畳む事はしてあげるなどできる範囲で協力してあげましょう。
掃除機は毎日かけなくてもいいよ、買い物も休みの日に一緒に行こうなど手抜きする事を進めてあげて下さい。
夫婦での会話を増やす
育児ノイローゼの一番の原因は孤独感です。育児は終わりの見えない戦いになりますので、それを誰にも相談できずに妻1人で背負ってしまうと気分も落ち込んでしまい、自然と育児ノイローゼになってしまいます。妻を孤独にさせない、感じさせないようにするには夫とのコミュニケーションが必要不可欠になってくるのです。
家事や育児に対して協力的になる事は非常に大切ですが、1番は妻に安心感を持ってもらう事になり、家事や育児をたんたんと手伝うだけでは妻の不安や孤独が解消される事はないでしょう。育児や家事の話をしなければいけないものではなく、たわいもない会話でも十分なのです。普通の日常会話をする事で、夫はいつも一緒にいてくれるという風に思ってもらえればそれだけで妻は精神的に楽になるでしょう。
育児ノイローゼにならないようにするためには
育児ノイローゼにならないようにするために大切なのはとにかく会話をする事です。夫や知人・友人とたわいもない話をするだけで、気持ちは落ち着いてきます。直接会って話をする、電話で話をする、メールで話をするどんな方法でも構いません。とにかく会話をするのです。
天気の良い日にはなるべく外出した方がいいと言われているも、子供のためだけではなく、ママの気持ちにも影響を及ぼすためです。気分転換をする事は育児ノイローゼの予防にも効果的なため、家の周辺を一回りするだけでもいいので動いてみましょう。
また、全てを完璧にこなすのは小さい子供の育児中には難しい事なので、何をしておけば自分がイライラせずに済むのかを考え、最低限それだけはこなすようにする事もおススメです。中には、できていない状況がストレスになってしまうタイプの方もいるでしょう。そんな方は自分にとって許せない事を優先的にこなしていきながら、できていなくても許せることを増やしていく事で育児ノイローゼにならないような環境を作る事ができます。
「育児はイライラがつきもの」
「育児は辛い時がある」
と割り切り、ではどうしたらいいのか?と前向きに切り替えて考えられるようにする事が大切です。
まとめ
育児ノイローゼは一人で何でも抱え込んでしまう方がなりやすいのでまずは、人と会話する事を心掛けましょう。そして、夫の協力も非常に大切です。妻一人に何でも負担させずに、夫も積極的に育児や家事に参加するようにして下さい。
そして、少しでも妻の異変に気がついたなら、育児ノイローゼになる前に対象するようにしましょう。