育児というものは専業主婦の方でも大変なもの。これが共働きとなれば倍以上の負担がかかってくる事になり、専業主婦になれれば負担は半分に減るのでしょうが、中々簡単に仕事は辞められません。
毎日忙しすぎるのですが、まず何を犠牲にするかというと睡眠時間なのです。
そこで、今回は睡眠不足が引き起こすリスクと睡眠時間をうまく確保するためのポイントをご紹介します。
[quads id=2]目次
睡眠不足が引き起こすリスク
まずは、睡眠不足をするとどのようなリスクがあるのかご紹介します。
ストレスの増加
毎日忙しいママは、ただでさえストレスが溜まっているのに更に寝不足が原因でストレスが倍増する危険性があるため、それによってイライラしやすくなり、心身共に負担が大きくなってしまうのです。
ストレスによって寝不足な状態が続くと、
- 機嫌が悪くなる
- 神経過敏になる
そうなってしまうと家族にもそのイライラが伝わってしまい悪循環に陥るでしょう。
集中力の低下
睡眠不足が、集中力の低下の原因となります。また、認知機能も鈍ってしまうため、情報を新しく記憶したり、思い出したりする事も難しくなりがちです。
そのほかにも、仕事などでは人為的なミス・業務パフォーマンスやコミュニケーションの質の低下などを招いてしまう危険性が高まるので、単に寝不足の一言では済まなくなる可能性も。
新陳代謝の低下
十分な睡眠は、体内の新陳代謝や消化器系の機能を良い状態で維持するためにも欠かせません。
新陳代謝が最適な状態であれば、自身の体はカロリーを消費しやすくなり、適切な体重を保てるようになりますが、睡眠不足によって新陳代謝が低下した状態が続くとカロリーを燃やすプロセスを妨げる原因になってしまうので、体重増加や肥満に繋がりやすくなるリスクもあるんです。
事故やケガをしやすい
睡眠不足によってエネルギー不足に陥ると、体に疲労が蓄積されて身体機能にも影響が出てしまいます。特に反射神経が鈍くなってしまうので、車の運転や機械操作などでミスを犯しやすくなるのです。
このように睡眠不足が引き金となる事故やケガのリスクが高くなってしまうため、車で子供の送迎しているママは特に注意しましょう。睡眠不足は集中力の低下も引き起こすので、車だけではなく自転車や歩行中なども十分に注意する必要があります。
睡眠時間を確保するためのポイント
働くママの大半は睡眠不足と言われています。
睡眠不足を続けると先ほどご紹介したようなリスクが高まるので、そうならないためにも睡眠時間をうまく確保しなければなりません。
そこでこの項目では睡眠時間を確保するポイントをご紹介します。
家事の時短と家事の一極集中化
実際睡眠不足をしているママに聞いてみたところ一番多かったのが家事を工夫するという事です。
例えば、
- 冷凍食品を上手く活用して家事の時短を図る
- 食洗機を活用する事で皿洗いの時間をカット
- 休日に作り置きおかずを作っておき、平日は温めるだけ
- 夜は子供と一緒に8時に就寝し、朝早く起きて家事を全て終わらせておく
家事の中でも一番負担なのが食事かと思います。料理の時間を短縮するために冷凍食品や総菜をうまく活用しましょう。疲れがたまっている時は、自分の体調を優先し、さっさと寝てしまうという事も大切です。
夜はスケジュールに沿って計画的に過ごす
自分の寝る時間をまず決めて、その前にすべき事のスケジュールを組み、タイムテーブルに合わせて計画的に動くというのも有効です。
例えば、
- 夕方の家事・育児を事前にシュミレーションし、なるべく早く寝れるように無駄なく行動する
- 全ての物事についてある程度やるべき時間を決め、それに沿って行動する
など。
帰宅してから寝るまでの間は、とにかくやる事が多くてバタバタしてしまいがちです。やらないといけない事の優先順位や時間を決めておけば、計画的に物事を進める事ができるので、時間の無駄もなく早めに就寝する事ができるでしょう。
テレビは時間を決めてみる
子供が寝て家事もひと段落すると、ついついテレビに見入ってしまう事があります。一度見入ってしまうとキリがいいところで切れればいいのですが、中々そうはいきません。そこでテレビを見る時間を決めておくという事も就寝時間を確保するポイントに。
例えば
- テレビは22時まで
- 深夜の番組は録画をし、時間が空いた時間に見る
など。テレビを見る時間を決める事によってダラダラ見る時間がなくなり、自然と就寝時間を確保する事ができるでしょう。録画だけでなく、今は配信動画サービス・見逃し配信サービスなどがありますのでそれらを活用するのもいいのではないでしょうか。次の日が休みの日であれば時間を決める必要はないですが、平日はきっちり時間を決める習慣をつけると睡眠時間を確保する事ができます。
子供を早く寝かせる
ある程度子供が大きくなると何もかも自分でできるので、寝る時間を設定する必要はないと思うのですが、小さい子供の場合は、寝かしつけるまでにやらないといけない事が多くあります。
そこで、子供を早く寝かしつけることを最重要視してください。そうすることで睡眠時間も確保できるでしょう。
小さい子供というのは親が遅い時間まで起きていれば一緒に起きていようとしますし、昼寝をする年齢の子は特に寝るのが遅くなってしまうので、子供の昼寝の時間と就寝時間をきっちり決めておくのが大切です。
昼寝をし過ぎると就寝時間が遅くなってしまう傾向にあるので、1時間ほどが一つの目安で、仕事が終わる時間が多少前後しても21時には寝かすように習慣づけましょう。
そうする事で、子供を寝た後に、残った家事をスムーズに行う事もできますし、自分の時間も持てるようにもなります。
時間がある時にしっかり休む
毎日中々しっかり睡眠時間が取れない場合は、隙間時間や休日に少しでも体を休めるようにする工夫も大事です。
例えば、
- 休日だけは朝遅くまで寝る
- 隙間時間を見つけて、寝るようにする
- ちょっとした空き時間に目を閉じたり、横になったりして体を休ませる
など。
毎日きっちり睡眠時間が確保できなくても、休日や隙間時間に体を休めて疲れが取れるようであれば大丈夫です。ですが、休日の寝だめは睡眠リズムが乱れて良くないと言った声もよく聞きますので、休日でも9時か10時くらいには起きた方がよさそうです。
まとめ
今回は育児をしながら働くママの睡眠不足についてご紹介しました。睡眠不足が続くと体だけではなく心も蝕まれていく事も多くあります。それだけ睡眠というのは人間には大事な事だという事です。
毎日忙しいとどうしても睡眠時間を犠牲にしてしまいがちですが、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていき、限界を迎えてしまうという事になりかねないためにも、しっかり工夫しながら睡眠時間を確保するように心がけましょう。