勉強

中学生の子供が勉強をしない理由・解決法とやる気を出させる関り方

中学生になると小学生の頃と全く違う生活になります。特に今の中学生は勉強にクラブに塾や習い事。。。夜ご飯を食べずに寝てしまう子もいるほど、忙しい毎日を過ごしているので、親もそんな子供を見て本当に大変だなと思うのではないでしょうか。しかも中学では高校受験という大きな壁を乗り越える必要があるので、それを乗り越えるためには勉強をしっかりしなければならないのです。

私たちが中学生の頃は3年生だけ頑張ればいいや~って感じだったのですが、今は1年生からの成績が高校受験に響いてくると言われているます。そのため1年生からしっかり勉強しておく必要があるのですが、なかなか勉強をしてくれないしやる気も見られないので、何が原因や理由があるかもしれませんね。そこで、勉強をしない理由・解決法とやる気を出させる関わり方をご紹介します。

勉強をしない理由と解決法

勉強

 

中学生の子供を持つママ同士はよく「うちの子供全く勉強してくれないのよ」などと話しているのを耳にします。子供も毎日忙しいのであまりガミガミ言いたくないのが本心なのですが、ついつい「勉強しなさい」とイライラして言ってしまうのが親。ですが、勉強をしないのも理由があるのです。そこで、ここでは勉強をしない理由と解決法をご紹介します。

面白くないから

単純な理由ですが大半はこの理由ではないでしょうか。人は「楽しいこと」に対しては、時間を忘れて熱中できますが、面白くないことにはできれば時間を費やしたくありません。特に中学生にとって「楽しい」という行動原理はかなり大きいのです。だからと言って、勉強しない理由にはなりません。

では、勉強してもらうにはどうすればいいのでしょう?それは勉強を楽しくする事。それには「成功体験」が必須です!!
「自分はできるんだ」と思える事により勉強が楽しいと感じられるようになります。

そもそも、男の子がはまると言われているゲーム。これが何故楽しいと感じるのかというと成功体験が簡単に得られる仕組みになっているからで、

  • 強い敵を倒すためにレベルを上げる
  • 次のステージをクリアするために、新しい武器を手に入れる

つまりゲームには必ずクリア=成功があって、簡単に成功体験が得られるから楽しいと感じられるわけですね。人間の本能的な部分で成功体験=楽しいとプログラムされているので、勉強を楽しくするためには、勉強をできるようにしてあげる事が一番の解決法になります。それができるようにしてあげれば勝手に勉強してくれるようになるでしょう。

勉強をする意味がわからない

大人からしたら屁理屈かもしれませんが、子供が良くこのフレーズを使います。しかし、私たち親も子供の頃は「どうして勉強しないとダメなの?」と思っていたはずなのです。自分たちの親はどのように返答していたのか覚えていないですが、この質問に正攻法で答えてはダメ。よくありがちな返答としては「勉強しておけば将来大きな会社に入ってお金を沢山稼げるようになるのよ」というフレーズですが、このフレーズは中学生には響きません。その理由としては中学生には想像できないから。

基本的に、人は自分が経験していない事をリアルに想像するのは難しいですが、中学生にとって働いた事もないし、お金を稼いだ事もないのです。響かないのは当然です。逆に「わかった。わかった。うるさいな」であしらわれて終わりという感じになってしまいます。将来の話をしてはいけないという事ではなくて勉強に関する話から将来の話に直結するのはやめておきましょうということ。

将来の話をする事はとても大事な事なので、子供と一緒にテレビを見ている時やご飯を食べている時にふと将来話が出てくる事もあるでしょう。時に将来の話をするのがおすすめ。勉強をする意味がわからないと言われたら「やっておいたらきっといい事がある!」「やっておいて良かったと思う事が多くなる」などサラッと答えておきましょう。このサラッと言った言葉を子供は意外と覚えているものです

親への反発心

怒る男の子

中学生と言えば思春期。思春期と言えば反抗期。この時期は親子げんかが毎日のように勃発。そうすると、親に反発心を覚えて困らせるためにわざと勉強しないという場合があります。このケースは「勉強しなさい!」という親の一言が引き金になるのが圧倒的に多いので「やろうと思ってたのに!!」と反発してきたらゲームオーバー。そうなると絶対に勉強してくれません。

子供は親の言う事は聞かないといけないという事はわかっていますモヤモヤした思いを常に抱えている時期でもあるので、あえて親へ反発してしまうという行動に出てしまうのです。勉強してもらおうと思ったら、言い方をもう少し変えてみて下さい。怒るような言い方、罵るような言い方は絶対やめ、「一緒にやろうか」というのも効果的。わからない時にすぐに聞ける環境にあるので、安心して勉強してくれるという事もあります

勉強の仕方がわからない

頭では勉強しないといけないのはわかっていても勉強の仕方がわからなくて勉強をしないという子も非常に多いです。小学校とは違い、先生は教科ごとに違う、テストも1学期に2回に分けてなど全く環境が違いますし、テスト勉強い方を教えてくれるわけでもありません。テスト範囲は発表されますが、自分で努力しなさいという感じになってしまうので、のも当然です。

誰だって知らない土地に一人降ろされ「こっから自分で考えて帰ってきなさい」と言われたらどうでしょう。とまどいませんか?それと同じ状態が中学生そんな状態で勉強にやる気がでるかと言われ出ないので「勉強しなさい!」と頭ごなしに言うのはではなく、しっかり勉強の仕方を教えてあげて下さい。中学生と言ってもまだまだ子供。「勉強はこうやってする方がいいよ」と手ほどきをしてあげる事が大切です。

要領さえつかんでくれれば、テストでも良い点数を取れますし、良い点数を取れた成功体験をしたからこそ、勉強が楽しく思えるようになってくれるので、そうなれば「次のテストも絶対頑張る」と進んで勉強をしてくれるようになるでしょう。

勉強をやっても無駄だと思っている

勉強をやっても無駄と思っていると、どうしてもやる気が起こらないし、テストでも良い点が取れない。そうなると悪循環に陥っていきます。どうして無駄だと思ってしまうのでしょう?か?それは、勉強を自分なりにやったのに結果が追い付いてこないからです。

頑張ったのに、結果がついてこないのであれば、いくらやっても無駄と思ってしまうのです。これもやはり勉強の仕方がキーワードになってきます。勉強の仕方がわからず自己流でやってみたものの、結果が出なかった。そういう経験を一回してしまうと無限ループに入っていくので、勉強以外の事に対しても無駄と無気力の塊に。ですので、勉強の仕方をしっかり教えてあげて「勉強する事は無駄ではないんだ」と経験させてあげるのはとても大切なのです。

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やる気を出させる関り方

子供が勉強をする

子供が勉強をしないという事と親との関り方は大きく結びついてくるので、次は、勉強のやる気を上げる親の関わり方をご紹介します。

信頼関係

子供は自分の事を理解してくれなかったり、共感してくれない人には心を開きません。

それは大人も同じ事ですが中学生は部活に勉強に塾にと毎日とても頑張っています。でも親は理解してくれない、認めてくれないとなると信頼関係を築くのが難しくなってくるので、当然、自分の事を理解してくれていない人の言う事やアドバイスも聞く耳を持たなくなるため、まずは大前提として信頼関係を築くという事が大切になってきます。

子供とも信頼関係を築くには、子供の置かれている状況を理解し、その大変さに共感してあげること。
シンプルですがそれだけで構いません。親は子供の将来を思って「勉強しなさい!」と言ってしまいますが、子供にとって理解と共感をしてもらえていと思ってしまい、悪循環に陥っていくのでまずは理解と共感をしてあげて、その気持ちが子供に伝わるようしてあげましょう。

自分で選ばせる

男の子が勉強をする

子供が小さい頃、子供が自分ややりたいのに、親は自分の都合でやってしまった経験はありませんか?そうなると子供は泣きだしたり、怒り出したりします。これは自分で行動を選択するという願望は人間の根源的な欲求で、「こっちが欲しい!」「自分でやりたい!」という願望は子供が小さい頃から存在しているのです。

小さいうちは、何とか他の事でごまかしたりは出来るのですが、中学生となるとそうはいきません。どうすればいいかと言うと「自分で選んでいいよ」ということ。ある一定の枠から自分で選択させてあげるのです。広い枠の中から選ぶという事はまだ無理なので、ある程度の選択肢をこっちが作り選ばせてあげて下さい。

例えば、山の中に入って、食べれる山菜が沢山あるからどれでも選んでいいよと言ってしまうと、中には毒がある山菜もあるのに、それも選んでしまうので、写真を見せるなどして「この3種類は大丈夫だけど、これは絶対ダメだよ」という感じです。そして「この山菜は毒がある、この山菜はとても美味しいんだよ」と正しい情報を教えてあげましょう。

自分で選ばせつつ、正しい選択肢を選べるような状況を作ってあげるという事が重要で、時には失敗する事もありますが、安全に失敗するのであればそれも教育。失敗しながら成長させることも人として成長する過程において欠かせないことでもあるのです。

成長を認める

成果と成長は違います。成果は点数アップであったり、志望校合格など目にはっきり見えるもの。成長は、一人で何か新しいことができたり、一人で決めて行動できたりなど目に見えないものので、成長と成果は全く違うものになり、成長しているからと言って成果が伴ってくるとは限らないのです。

テストで例をあげると頑張って一つの単語や漢字を覚えたとしても、それがテストでるかわからないという事は、一人で頑張って一つの単語や漢字を覚えられた成長をしているのに、テストに出なかったら成果には結び付きません。

しかし、多くの親は成果を見て判断してしまいがち。テストの点数が60点だったらどう思いますか?悪いと思っているなら成果だけを見て判断している証拠。子供は頑張って勉強をしたけど成果は伴わなかった。ただ、それだけです。頑張って勉強をした。まず、その成長を認めてあげないと子供はいつまでたってもやる気を起こしません。「今回勉強頑張ってたし、次も頑張ろうね!」と言ってあげるだけでOK。

成果ではなく成長している部分をしっかり認めてあげましょう。

失敗を許す

成果で判断をしてしまっていると子供は「次同じ点数だったらまた怒られる」と失敗できなくなってしまいます。そうなると子供は結果が悪ければ嘘をついたり、ごまかしたり、言い訳したりするようになってしまうのでもっとひどい子はカンニングをしたり、ずるをしたりするようになるでしょう。しかし、成果ばかりを重視していると結果的に失敗を過剰に怖がってしまうようになります。

成長マインドセットという言葉をご存じですか?成長マインドセットとは、「成長するために努力しよう」と何事にも前向きに取り組めるという姿勢で、成長マインドセットはどんなタイミングで身につくかというとそれ失敗したタイミングす。自分が失敗した時に、周りはどう自分の事を評価するのかというのを子供は見ています。その評価を持って子供は自分の人生を生きていく事になるで、子供が成長し続けるためには、成長マインドを身につけて、失敗を恐れず挑戦し続けるしかありません。やる気になってくれないのは、子供が過剰に失敗を恐れているからかもしれないので、「失敗しても大丈夫」という事を親がしっかり伝えてあげる事が大切になってきます。

自己効力感を上げる

自己効力感という言葉はあまり聞く事はない言葉かもしれません。簡単に言「やればできるかも」と思っている感覚の事で実際にできるかどうかはわからないけど、「できるかもしれない」と子供が思っているかどうかがポイントになります。自己効力感が低いと最初からできないと思ってしまいますので、なかなかやる気は上がってきません。

自己効力感を上げる方法は

  • 成功体験
  • 他人の成功を目の当たりにする
  • 言葉で説得する
  • 情緒的に感情を喚起する

という4つです。最初に書いた成功体験が一番効果があると言われいます。

中学校の勉強は難しいと思い込んでいる子供も多いのですが、実は成功体験を積んであげやすいものだと言われており、難しいと思っている事を1つだけでいいので、頑張って問題をといてみる。そうすると答えがわかった!「できるじゃん!」と思いませんか?結局はその積み重ねで勉強を積極的にするかどうかが決まると言われています。

テストの成果を基準にすると、高い点数を取る事だけでしか成功体験は作ってあげられませんが、成長を見続けてあげる事で、それは成功体験に変わってくるので、成果だけではなく、成長もしっかり観察するようにしてあげて下さい。

自分事にする

「勉強をしていると将来に役立つ」という論理は、先ほども書きましたが、中学生には通用しません。その理由としては自分の事ではないから。経験をしていないから」です。

中学生というのは高校受験という大きな山場があるのですが、1年生はまだ自分がどんな高校に行くのか、何がしたいのかという事はわかっていないので、何をためにするのか勉強を理解していないのです。しかし、高校受験が自分の目の前に見えてくると、急にやる気が出てくるという子供は何人もいます。それは、

  • 自分が行きたい高校が見つかったから
  • 目標ができるから

そうなるのは中学生活のうちのいつになるのかはわかりませんが、あまり「勉強しなさい!」と言わずに長い目で見守ってあげる事が大切です。

環境を作る

人は環境によって簡単に左右されます。テレビがある部屋、スマホが見えるところにおいてあると、中々勉強に集中するという環境ではありません。中学生にもなってくると、「家で勉強しても集中できない」という子がちらほら出てくるので、塾に行きだす子が増えるのです。塾に行くと必然に勉強モードになる、自習室で勉強する事によって集中して勉強ができるようになる。まさに環境です。

自分の意思ではやる気を出せない子供であるならば、環境を変えてあげる事でやる気を出すようになりますし、塾に行きたくないと思っている子、部活をやっており塾に行く時間がない子などは、家庭で勉強をしやすい環境を作ってあげる事が大切です。静かな部屋を一つ提供してあげて、勉強モードに入っている時は声をかけたりしないなど、しっかり環境作りをえあげて下さい。

まとめ

今回は中学生の子供が勉強しない理由・解決法とやる気をださせる方法をご紹介してきました。子供が勉強をしないのには理由があり、親の関わり方も大きく関係してきます。「勉強しないなら勝手にしなさい」「勉強しないと知らないよ」などと突き放してしまうのではなく、子供が何故勉強をしないのかをしっかり把握し、理解・共感してあげて下さいね。

中学生と言ってもまだまだ子供。親の協力なしでは、勉強も勉強以外の事も乗り越えられないのです。
親の関わりに関しても理解して頂き、子供と一緒に頑張ってみて下さい。