コメディタッチの漫画は数多くあり案すが、ギャグ漫画、しかも伝説の逆漫画となるとそれほど数は多くありません。
そこで近騎亜は7つの作品に絞って伝説と言えるオススメのギャグ漫画をまとめてみました。
おすすめの伝説の逆漫画7選
ここからは実際にくだらないけど面白いと思った漫画を7つご紹介します。
世紀末リーダー伝たけし!
引用元:Amazon
まずはじめに伝説のギャグ漫画として世紀末リーダー伝たけし!をおすすめします。マンガの内容としては、外観はまったく小学生に見えないたけし、との仲間たちであるヒロシやゴン蔵たちの生活を描くギャグ漫画となっていますが、なぜ、世紀末リーダー伝たけし!を伝説のギャグ漫画なのかというとセンスが光っているからです。
作者はトリコでもおなじみの島袋光年さんで、当時のジャンプでは同じようなギャグ漫画として「ボボボーボ・ボーボボ」や「ぴゅーとふくジャガー」なんかの意味不明系の漫画が流行っていました。その中でも、たけしは割とわかりやすく面白い漫画だったと思います。特に面白かったのは野球の回で、たけしたちと、リトルリーグで活躍するやつらとの野球勝負のシーンがあるのですが、どう見ても小学生に見えない奴らとの勝負が最高に面白く、きんにくメンとかいう謎のキャラまで登場し、めちゃくちゃにするのが面白かった。とにかく設定がめちゃくちゃなので読んでて飽きないです。
作者:島袋光年/集英社
全24巻、完全版全13巻
行け!稲中卓球部
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伝説のギャグ漫画といったら、『行け!稲中卓球部』をおすすめ。
タイトルにある卓球部の風景はあまり出てこず、キャラの強い卓球部員たちの日常を描いています。主人公の前野は破天荒なキャラクターですが、それに劣らず前野と一緒にいる井沢・田中もかなりクセの強いキャラクターで、ツッコミのいない中シュールなオチに毎回笑うこと必須。メイン3人の他にも同じ卓球部員や学校の生徒、外で出会うこれもまた個性の強いキャラクターたちすべてが魅力的です。
女性キャラクターは可愛い子が多くて、主要キャラとの恋愛も見どころかなと思いました。作者の古谷実さんの独特な笑いの世界が人気ですが、純粋なギャグ漫画はこの稲中のみだそうで、その後の作品はすこしずつギャグから離れていっているようです。何も考えずに笑いたいと思った時、この伝説のギャグ漫画『行け!稲中卓球部』を読んで、気持ちを上げて欲しいそんな作品ですね。
作者:古谷実/講談社
全13巻(157話)・完結済み
ハイスクール!奇面組
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伝説のギャグ漫画といわれて先ず思い浮かんだのがハイスクール!奇面組です。かなり古い漫画ではありますが、高校を舞台にした一堂零を中心とした5人組の破天荒過ぎる日常生活が面白過ぎ。奇面組が他の個性的な集団との対決や、やり取りというのもかなり笑わせてもらいました。
スポーツ万能な雲童塊が率いる腕組、不良グループで似蛭田妖がリーダーの番組、スケバンが集まっていて天野邪子が中心の御女組というのも個性的な集まりでした。この面子達と奇面組とが絡み合うと化学反応でとんでもなく面白くなるんです。奇面組のことを何故か好きになってしまう河川唯と宇留千絵という女子2人の存在もこの漫画に欠かせない人物でした。ハイスクール!奇面組は多分、今の若者たちが読んでも十分通用する伝説のギャグ漫画だと思います。それほど笑わせてくれた作品がハイスクール!奇面組です。
新沢基栄/集英社
全20巻・完結済み
こちら葛飾区亀有公園前派出所
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日本の伝説のギャグ漫画と言えば、秋本治先生のこち亀ことこちら葛飾区亀有公園前派出所は外せません。主人公の両津勘吉が警察官として働いて日常が描かれています。ただ他と違うのはギャグ要素はもちろんのこと下町の人情話や昔懐かしい日本のことや今のトレンドを題材にした話もあり、ギャグ漫画でも珍しい幅広い世代に愛されているのも特徴的。また雑学的な話もあり自分はこち亀が教科書の一つです。
その中でも見どころは主人公両津勘吉と上司の大原部長の、まるで水と油のような2人の掛け合いがいつものことながら毎回毎回面白い。また他に部下で世界一のお金持ち中川や超美人金持ちの麗子など、他の登場人物のインパクトが強いこともありより漫画を楽しめます。
それに単行本は200巻まで出ておりギネス記録になっているほど長く連載された作品で、連載開始からなんと40年間1度も休載がないとゆうのも伝説のギャグ漫画と呼べる理由の一つです
作者:秋本治/集英社
全200巻・完結済み
ふうらい姉妹
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4コマ漫画のふうらい姉妹。
山本しおり・山本れい子、一見容姿端麗な姉妹であるが、どこかズレていて、長崎ライチ先生による少女漫画タッチの伝説のギャグ漫画。人を選ぶ作品ですが、ハマる人は全巻揃うほどハマります。長崎ライチ先生の発想力には脱帽。はっきりいって普通のギャグ漫画より狂ってます。
1巻:姉妹の日常に始まり、学校生活の一部かられい子の周囲に起きる出来事など。たまに、1話形式の話もあります。ほっこりする話のようでどこかシュール。
2巻:れい子のお見合い れい子バイト編 常識人が現れてますますれい子の奇人っぷりに翻弄される。
3巻:1巻から登場していた。れい子に引けを取らない奇人画家の過去の話 普通の漫画形式が特に面白い。
4巻:もっと続いてほしかった。ふうらい姉妹の最終巻である。4巻 無職だったれい子が雑貨屋でバイトし、以外な才能がわかり
衣装のデザイナーへ 衣装のデザイナーを決めた。集大成となる最終話と、後日談もあって気持ちのいい終わり方であった。やはり伝説のギャグ漫画といっても良いです。
長崎ライチ:ハルタ/KADOKAWA
全4巻・完結済み
激烈バカ
引用元:Amazon
4コマ漫画の激烈バカ。
伝説のギャグ漫画であり、内容がかなりおバカ漫画。ですが、何度か読み返してみると、意外と言葉遊びが随所にあるので、それが分からないとつまらないようになっていますが、ただクダラナイものではないのです。本来は4コマ漫画は好きではないのですが、これだけは毎回楽しみにしていました。特に、登場人物の北野陽子が好きで、真顔で、斜め上からのギャグを繰り出してくるので、いつも声を出して笑える展開が多くあり、特に連載開始時のエネルギーが感じられる1~3巻くらいまでは必見。
また、当時連載していた週刊少年マガジンの他作品の「主人公らしき」登場人物が出てくるのが最高。YKKという、医療のギャグをするキャラは、シリアスな医療漫画の登場人物とうりふたつで、真面目にギャグをしているのが本当にくだらな面白かったです。この内容で15巻まで続くというところが、伝説のギャグ漫画になった力だと思います。お約束の展開というのがあまりなく、時には下品かもしれないけれど、これを面白いと思えない人とは、自分との笑いの方向性が違うので、きっと分かり合えないだろうなと思えるほどで、踏み絵的な作品です。
作者:斉藤富士夫/講談社
全15巻・完結済み
天才バカボン
引用元:Amazon
伝説のギャグ漫画と言えば、何と言っても「天才バカボン」しか思い当たりません。バカボンとバカボンパパがなんともめちゃくちゃな毎日を過ごしています。
めちゃくちゃだけど、家に帰れば美人で優しいママと可愛くて天才の幼い弟はじめちゃんが、いつも温かく迎えてくれ、典型的な日常の家族だけど、バカボンとバカボンパパは日常を非日常に変えてしまい、何故か二人の周りには変なひとばかり集まって来る。普通考えつかないような日常が、見ている私たちもその世界に引きずり込まれる感じが面白い。
いつもいつもママやはじめちゃんはパパとバカボンを怒ります。でも必ず許してあげる懐の広さと愛は素晴らしい。皆がそうやって暮らしていたら、家庭崩壊とかいじめなんて起きないんだろうなと思います。伝説のギャグ漫画としてずっと残るべきなんじゃないでしょうか。めちゃくちゃ笑えるのに、じわっと考えさせるところがあるのがこの作品の魅力です。ただのギャグマンガではないところが、伝説のギャグ漫画と言える理由ですね。
赤塚不二夫/講談社
全22巻・完結済み
まとめ
最近の漫画は絵も設定もしっかりしていないといけないのですが、過去に読まれた伝説ともいえる作品は軸にした設定はちゃんとあるものの、そこから派生する流れが凄く、作者も全部把握しているのかな?と思うキャラや話が多数あります。
人によっては「くだらない・絵がヘタ」なんて、それこそ陳腐な意見を持たれますが、長く読まれてきた作品だからこそ、ハマった時の威力は計り知れません。
コミカルな作品もいいですが、振り切ったギャグ漫画もたまにはいいですね。