チェンソーマンの世界は魔人や、悪魔が存在し、その駆除を担う組織として民間と公安が存在しています。
今回は公安を率いるが、謎が多いマキマについて考えていきましょう。
目次
マキマってどんな人?
©藤本タツキ
引用元:チェンソーマン 4巻
経歴や使える能力など全てにおいて謎が多いマキマについて、現状で読み取れる情報をまとめてみます。
マキマとは
デビルハンターを率いるミステリアスな女性であり、名前もマキマとしか明かされていません。
経歴や素性、契約している悪魔なども一切不明で現状謎だらけのキャラクターです。
所属
内閣官房長官直属のデビルハンターであるマキマの所属は公安の公安対魔特異4課となっており、そこを取り仕切っています。
この部隊は実験的に組まれたものだと明言しているため、魔人を取り入れたり、悪魔と契約したデビルハンターを用いたりとかなり特殊であることは明確ですね。
同時に、結果をすぐに出せなければ解隊されるかもとも言っているので「かなりハードルが高いものを課されている=相当優秀な人材」ということなのでしょう。
マキマの能力
公安のデビルハンター達は悪魔と契約し、その力を何か代償を差し出し使わせてもらうのが一般的なようですが、マキマについては契約している気配はあるもののその内容は一切不明となっています。
というのも4巻にて明確に能力を使用しているシーンがありますが、現場にいるデビルハンターまで目隠しをされており、一端のデビルハンターではその契約を知ることすら許されないと明記されているから。
なぜ悪魔と人間の匂いを判別できるのか?ということだけは、巻頭登場人物紹介に明記されていますが、これも生まれ持ったものなのか、あるいは契約によるものなのか、が描かれていないためその辺りは全く分かりません。
マキマについて考察
©藤本タツキ
引用元:チェンソーマン4巻
現時点で分かることをまとめてきましたが、ここからは考察を進めていきたいと思います。
マキマの契約と思わしき能力
先ほど記載したように、マキマの契約に関してはほぼ全てが謎で、状ではっきりと分かるのは、人命と引き換えに遥か遠方の敵を押しつぶして倒すということをやってのけたというだけ。
この能力だけなら、代償は他者の命であり契約を行使できると考えられます。
自分に損はないですが、他者の命が必要で、しかもその贄となる人物に対象者の名前を言わせる必要があるため、その場でサクッと使えるようなものではないのですが、これだけでも使役するにはかなりハードルが高いでしょう。
そして、一つ契約なのか何なのか、いまいち断言できないのが電車内での襲撃を潜り抜けたシーン。
ここでは能力を発動した場面は描かれておりませんが、電車内の敵が体を貫通された状態で倒れている1コマだけが描かれています。
先述したものと比べるとあまりに規模感が違いすぎるので、その点からもこの2つが同一の契約なのかは断言できません。
もう一点気になるところは、電車内で完全に頭を打たれた後に何事もなかったかのように復活した描写があります。
ということで悪魔との契約による能力と思えるものを一旦まとめますと、
- 対象の名前を口にした者の命と引き換えに超遠距離攻撃ができる
- 人間を貫通するほどの何かを放てる
- 恐らく不死身
こういった内容ですね。
契約している悪魔は?
公安のデビルハンターには、例としてアキの様に複数の悪魔と契約している者もいて、アキが契約しているのは、呪いの悪魔と未来の悪魔の2つです。
ポチタがチェーンソーの悪魔だったり、パワーが元は血の悪魔だったりと実態のある物に準ずるだけかと思いきや、呪いや未来は実態がありません。
ということで実態がないものでも悪魔として実体化し契約ができるのは間違いないですね。
また、人が恐怖を抱くほど悪魔は強くなりますが、あまりに計り知れないものや、未知に対して人は恐怖すると言われますし、天使の悪魔なんてのも存在しているので、神の悪魔がいてもおかしくはないでしょう。
これだけ人並み外れた能力を連発していれば、神のような契約でも納得です。
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契約の代償は?
悪魔との契約には代償が伴いますが、発動している力からしてその代償はかなり大きいはず。遠方の敵を倒した能力に対する代償は、引き換えにする人命でした。しかし明確に代償が見て取れたのはこの能力のみです。
電車内で蘇生した時や奇襲を撃退した時の能力は、発動のシーンすら描かれていないため、代償は不明。
マキマの契約について勝手に考察
©藤本タツキ
引用元:チェンソーマン4巻
ここまで色々と書きましたが、私の勝手な考察をまとめていきます。
まず人命と引き換えに、自らの要望を叶えるような能力は神への生贄信仰と考えられますし、その際に対象とする相手がはるか遠くにいたことを考えると千里眼のような力も発動していたのでしょう。
電車内の奇襲に対しては、帯同していた味方が絶命寸前で、それを引き換えに敵を撃退したなんて少々残酷ではありますが、有り得る話です。
蘇生したことについては、死ねないことが代償であると考えれば、周りの人間が死にゆく中でも自分は死ねず、常人であれば絶命するような痛みを受けても自分は死ねないと思えばかなりの苦痛であり、代償としては十分すぎますね。
その過程で感情が薄くなったのであれば、独特なミステリアスさも理解ができます。
これだけ常軌を逸した要素が集まれば、神の悪魔と言えるくらいのとてつもない契約をしていることは間違いないでしょう。
まとめ
個人的な所謂考察という内容でしたが、想像が膨らむ一方で、いつか本編で種明かしがされると思えばそれだけでワクワクしてしまっています。
今回は私の勝手な考察ですし、複数の悪魔と契約している可能性やそもそも魔人であるなんて可能性もあるかと思いますが、個人的には人間であり1体の最強悪魔と契約しているという線が、より強キャラであることを際立たせると思ったので、この説を推して書いてみました。
まだまだあらゆる謎が残るチェンソーマンの今後が楽しみで仕方ありません。