テーブルの上で足を組みお茶を飲んでいるユウゴ

約束のネバーランド影の英雄オジサン「ユウゴ」について解説まとめ

テーブルの上で足を組みお茶を飲んでいるユウゴ
引用元:原作7巻8ページより

週刊少年ジャンプにて連載中の「約束のネバーランド」は孤児院だと思って長年過ごしていた施設は、実は子どもたちを鬼の餌として飼育する農園だった…農園から逃げて自由を追い求める少年・少女たちの生き様を描いた物語であるため中心になる人物たちは子どもが多めです。

子どもが多く登場する約ネバの中で「オジサン」と呼ばれ親しまれる人物がおり彼はエマやその他大勢の子どもたちに多大な影響を与えました。

今回は「オジサン」改め「ユウゴ」について徹底解説していきます。

シェルターで孤独に暮らすユウゴという人物

農園を脱走してきたエマたちの唯一の希望であるウィリアム・ミネルヴァを探し求めたどり着いた場所にあったのは鬼から逃れるために充実したシェルターとそこに孤独に暮らす中年男性・ユウゴでした。

ユウゴの生い立ち

ユウゴに質問するエマ
引用元:原作7巻10ページより

エマたちがたどり着いたシェルターに居たのはミネルヴァ本人ではなくユウゴだったのですが、ユウゴは孤独であり仲間の一人もいませんでした。

ユウゴが孤独にシェルターで暮らしていた理由はユウゴもエマたち同様食用児だった過去があり13年前エマたちとは別の農園「グローリー・ベル」から脱走、エマと同じようにミネルヴァを探してシェルターまでたどり着きますが、鬼たちの密猟場へと迷い込み仲間をすべて失っていたからです。

ともに農園から逃げてきた仲間たちを全員失い、絶望と自責の念と戦いながら13年もの間ユウゴは孤独にシェルターで暮らしていましたが、それもついに限界でありユウゴは自ら命を絶とうとしていて、銃の引き金をひいて自らの頭を打ちぬこうとしたそのとき、エマたちがシェルターに訪れたためユウゴは手を止めたのでした。

ちなみにユウゴの年齢はユウゴ自身の発言から逆算すると28~9歳かと思われます。

密猟場(かりにわ)にて

銃を抱えるユウゴと驚くエマ
引用元:原作11巻8ページより

エマたち同様、まだ幼かったユウゴをはじめとする脱走してきた食用児は「かりにわ」と呼ばれる密猟場に迷い込み鬼たちに追われるようになります。

密猟場では逃げ惑う子どもたちを鬼たちが、ゲーム感覚で追い回し殺して食べるという恐ろしい場所でしたが、ユウゴのリーダーシップで武器を有効に使い、戦略的に守り逃げることで子どもたちはなんとか命を繋いでいました。

しかし大公レウウィスという最強の鬼に目を付けられ、ユウゴ以外の仲間はレウウィスに殺されてしまったのです。

唯一の生き残りとなったユウゴはそれから13年エマたちと会うまでシェルターで独りぼっちで暮らしていたというのですからその過酷さは想像を絶しますが、エマたちと会ったことで希望を持ち直し宿敵レウウィスと再び対決し見事勝利をおさめます。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

ユウゴとルーカス

レウウィスによってユウゴ以外全滅させられたと思っていましたが、実はユウゴの親友ルーカスが密猟場で生き残っておりルーカスは13年前のユウゴのように密猟場の子どもたちを助けながらなんとか生き延びていたのです。

ユウゴとルーカスは互いの仲間たちと協力して見事レウウィスを討ち取り密猟場を崩壊させました。

成長したユウゴとルーカス

子どもたちを見下ろすユウゴとルーカス
引用元:原作12巻187ページより

密猟場を崩壊させたエマたちは人間が笑顔で暮らせる世界を目指して先を急ぐのですがここでラートリー家の刺客アンドリューが立ちはだかりユウゴとルーカスは子どもたちを先に逃がします。

お互い相談するでもなくユウゴとルーカスはエマたち子どもたちを先に逃すのですが、これはいくら敵といえども子どもに「人」を殺させない・辛い思いを背負わせたくないという成長したユウゴとルーカスの答えですね。

10年以上も離れて生きていたユウゴとルーカスですが違う場所でも似たような人生を送っており昔と同じように気の合う親友のままでした。

エマはユウゴとルーカスがすぐに追ってくると信じていましたがユウゴたちは最初から死を覚悟しており特にユウゴはルーカスを密猟場に置いて逃げたことをずっと悔いて長年苦しんでいたため絶対に今度はルーカスを見捨てないと誓っていたことから2人は身を挺してアンドリューを討ち取ったのです。

死んだユウゴがエマに伝えたこと

エマの肩に手を添えて応援するユウゴと泣きそうなエマ
引用元:原作13巻57ページ

当初ユウゴは仲間を失った絶望から「正しい判断」をすることこそが大切だと思っていましたがエマと出会い正しい判断ばかりが正解とは限らないと知り、死ぬ間際エマの夢の中へと現れ「自分の判断を信じろ」「世界を変えられる」とエマの背中を押します。

仲間たちが死んだのに自分だけ生き残ってしまったことで自身を責め続けていたユウゴは誰かを守れるなら笑って死ねるとそのことに気がつかせてくれたエマを最期まで応援しながら死んでいったのです。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

まとめ

当初エマに自分の本名を明かしていなかったユウゴですが、ともにレウウィスを討ち取りエマたちと友情が芽生えたことからエマに本名を教えていました。

最初は横暴で自分中心な言動が多かったユウゴですが実は自分だけ生き残ったことで誰よりも傷つき仲間を失った悲しみを背負っていて、エマたちと会ったことで本来の自分を取り戻したのだと思います。

ユウゴとルーカスは子どもたちを守るため自分たちが犠牲になってしまいますが夢の中で好きだったダイナや仲間たちと再会。嬉しそうな姿を見せていたので少しは報われた気持ちになりましたがやはり生きてエマたちと新しい世界を目指してほしかったですね。

魅力的な人物が亡くなってしまうこともある過酷なストーリーの約ネバですが、登場人物全員に素晴らしい物語があってつい惹き込まれます。