【BLEACH】二枚屋王悦が死亡したのは何話で小説で復活した理由とその後

零番隊の二枚屋王悦は、ユーハバッハが霊王宮へ踏み入った際に親衛隊と戦いました。

そこで今回は、

  1. 二枚屋王悦の最後と死亡
  2. 二枚屋王悦の復活
  3. 二枚屋王悦の「強さ」は?
  4. 二枚屋王悦のその後

以上、二枚屋王悦の戦闘やその後について紹介したいと思います。

二枚屋王悦の死亡した経緯と復活した理由

二枚屋王悦の最後の戦いは単行本66巻600話から始まり、死亡は次巻67巻604話で描かれています。

単行本56巻でユーハバッハは親衛隊を伴い霊王宮に足を踏み入れ、零番隊と対峙しましたが、その霊王宮は修多羅千手丸が反物で作り出した偽りの舞台であり、時間稼ぎでした。

そして単行本66巻600話「SNIPE」にて、偽りの霊王宮でユーハバッハ達を足止めしている間に曳舟桐生が「産褥」という能力でユーハバッハ達を偽の霊王宮ごと閉じ込める檻を作り出し、鞘伏の入った容器を背負い二枚屋王悦がユーハバッハと親衛隊の前に登場します。

一見して王悦は隙だらけでしたが、親衛隊の一人・ジェラルドが先陣を切って斬りかかった所、鞘伏を振り被った素振りも音も無く、ジェラルドを斬り倒しました。

王悦が使った鞘伏という刀は刃がグラつきゼリー状の液体に浸されていた事から、親衛隊の一人・リジェは傷んだ剣で斬れる訳が無いと判断し「まやかし」と言い放ちますが、リジェが愛用の銃から霊子の弾丸を放てば王悦は全てを斬り落とし、リジェを銃ごと両断し撃破します。

リジェがやられた事で親衛隊の一人・ペルニダが能力を発動しようとした刹那、王悦は鞘伏を投げ飛ばしてペルニダの頭を貫くと、即座に飛び掛かり鞘伏を回収し、隣で立ち尽くしていた最後の親衛隊・ナックルヴァールを斬り捨てました。

ナックルヴァールは咄嗟に王悦の斬速に合わせて後ろに飛び退き回避していましたが、王悦は容赦なく飛び退いてやられたフリをするナックルヴァールの首を斬り裂いて撃破するのです。

しかし、ナックルヴァールは死ににくい体質であると同時に「致死量」の能力を操る滅却師であり、自ら出血する血液を摂取する事で王悦の体の中の血液の致死量を下げ、王悦を昏倒させました。

ですが、王悦は自らの首を斬る事で致死量以下になるまで血を抜くと、控えていた麒麟寺天示郎の「血の池地獄」の湯で致死量を操作された血を新しい血に入れ替え、再び動けるようになった王悦はナックルヴァールを撃破します。

そして、残るはユーハバッハと背後に控えるハッシュヴァルトに石田雨竜だけとなりましたが、ユーハバッハが聖別を発動した事で王悦が倒した親衛隊四名が蘇るのでした。

 

二枚屋王悦が瞬殺したユーハバッハの親衛隊

ユーハバッハの親衛隊を務める星十字騎士団から選ばれた四名。

  1. ジェラルド・ヴァルキリー
  2. リジェ・バロ
  3. ペルニダ・パルンカジャス
  4. アスキン・ナックルヴァール

王悦に瞬殺されましたが、ユーハバッハの「聖別(アウスヴェーレン)」により力を再分配されて生前より強くなって蘇りました。

二枚屋王悦が死亡した604話

二枚屋王悦は単行本67巻604話「REVITALIZE」で死亡しました。

ユーハバッハの聖別で蘇った四名の親衛隊。

リジェは先ほど使用する暇が無かった固有能力「万物貫通」を使い、復活と同時に王悦の左肩を撃ち抜き、綺麗な丸型の貫通痕を刻みました。

このリジェの万物貫通には弾は無く、銃口と標的の間にあるものを全て等しく貫通するものであり、壁が何枚あろうと防ぐ事は出来ないため、リジェが王悦に銃口を向けた事で咄嗟に間に割り込んだ麒麟寺天示郎と曳舟桐生の斬魄刀を貫通し、王悦の胸部に穴を穿つのです。

このリジェの万物貫通で胸を撃ち抜かれた王悦は死亡し退場しました。

また、同巻611話では、親衛隊にやられた他の零番隊と共に絶命している様子が描かれています。

二枚屋王悦は小説で復活した

小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にて、大戦後、零番隊は兵主部一兵衛が名前を呼んだ事で復活しています。

零番隊の面々は自分の零番離殿に流れる霊脈と霊力がほぼ融合している為、零番離殿が全壊しない限りは兵主部が名を呼べば何度でも復活する事が出来ると明かされました。

その為、小説ではいつものラッパー調で登場しています。

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BLEACHの表紙

二枚屋王悦の強さ

兵主部一兵衛は別格として、二枚屋王悦を始め零番隊は「弱い」とよくネタにされています。

ですが、王悦に限ってはユーハバッハの親衛隊を一度全員倒す活躍が描かれている為、実際には零番隊の中では兵主部に次ぐ戦力なのではないでしょうか。

先ず、護廷十三隊の半数以上が星十字騎士団と同等かそれ以下であり、一度目の侵攻で戦果を上げたのは、星十字騎士団を何名か討ち取った山本元柳斎重國(バズビーに相殺された)と更木剣八のみです。

この二名は言わずと知れたBLEACHの強キャラである為、驚きはしませんが、二枚屋王悦というキャラは護廷十三隊が苦戦した星十字騎士団の更なる精鋭である親衛隊四名を一人で討ち取っています。

ナックルヴァールに関しては麒麟寺天示郎の協力が不可欠でしたが、星十字騎士団の中でも特にチート級で厄介な能力を持つジェラルド、リジェ、ペルニダが能力を発動する前に仕留める斬速から王悦の実力の高さが窺えました。

恐らく、あの段階で王悦のように親衛隊四名を瞬殺できるキャラはそう多くありませんので、鞘伏を扱う王悦の強さは始解状態の山本元柳斎重國に勝るとも劣らない実力だと考えられます。

したがって、

  1. 王悦は親衛隊四名を能力発動前に瞬殺
  2. 護廷十三隊の大半は一度目の侵攻で星十字騎士団に蹂躙される
  3. 一度目の侵攻で星十字騎士団を打ち倒したのは山本元柳斎重國と更木剣八のみ

以上の描写から見て、王悦は零番隊では二番目に強く護廷十三隊の中では元柳斎に次ぐ実力者ではないでしょうか。

また、実力はあっても京楽春水のように卍解を使う環境を制限される事も無いので、そういった意味合いでも王悦は何処でも戦える分、敵とやり合えそうですね。

そして、当然他にも斬魄刀や卍解(真打)も隠していると思われるので、作中での実力が全てではなさそうです。

二枚屋王悦のその後

小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で復活した二枚屋王悦は、鳳凰殿の地下の更に奥深くにある普段は零番離殿に広がる海の底に存在する刀櫓、そこに存在する鉄扉と注連縄と布綱がバラバラに斬られている状況に頭を抱えていました。

本来その厳重な扉の中には「已己巳己巴(いこみきどもえ)」と名付けられた斬魄刀が封印されていましたが、先の大戦時、黒崎一護の斬月を打ち直した際に海は干上がり、王悦自身もユーハバッハと対峙し親衛隊によって死亡していた為、尸魂界が滅却師達に蹂躙されている間に火事場泥棒にやってきた人物によって刀櫓の警護を担当していた男達は倒され、已己巳己巴は盗み出されていたのです。

その際、火事場泥棒にやられた男達(人間形態へ変化した斬魄刀)の傷が火傷・凍結・痙攣・毒や、体中に穴を穿たれた者に鈍器で四肢を潰された者などの症状である事から特殊な斬魄刀でやられた痕跡だと見抜き、被害に遭った斬魄刀の「襲撃したのはたった一人」と言う証言から犯人が四大貴族筆頭・綱彌代時灘だと突き止めました。

過去に已己巳己巴を斬魄刀に打ち直した

太古の昔、死神が斬魄刀をまだ持っていなかった頃、虚達の黎明期にバラガンと対を成す中級大虚が存在しました。

その虚より永き時を歩むバラガンを始めとする多くの実力者たちは最上大虚や破面という形で新たな進化を遂げていましたが、バラガン達が虚圏の覇権争いをする中でどのグループにも属する事無く、その虚はより濃密な霊圧を纏う尸魂界へ手を伸ばします。

進化が出来ないかわりに無限の成長を続ける虚であり、喰らった分の霊圧がその巨体の中に無尽蔵に蓄積されていく特徴から「意志を持つ災害」として認識されていましたが、当時、まだ幼き顔を残した英傑・山本重國をはじめとした死神達との戦いの果てに霊王を喰おうとして空に昇った先で兵主部一兵衛と二枚屋王悦によって打ち倒されました。

その後、兵主部の一文字で名を塗り潰され、しら筆一文字により已己巳己巴の名を上書きされた虚は、王悦の手で斬魄刀に打ち直されて封印されたのです。

幾万幾億もの魂魄を凝縮した虚が元となっている為、簡単に浄化出出来ず滅ぼしてしまえば世界の天秤が傾きかねないので、已己巳己巴を正しく使える強靭なる力と精神を持ち合わせた死神が現れるまで鳳凰殿の水底に封印される形になりました。

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小説「bleach can't fear your own world」の表紙

二枚屋王悦の死亡した経緯とその後についてのまとめ

  1. 二枚屋王悦は単行本66巻から親衛隊と戦い全員を瞬殺
  2. 二枚屋王悦は単行本67巻でユーハバッハの聖別で復活したリジェの万物貫通に撃ち抜かれて死亡
  3. 二枚屋王悦は小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で兵主部一兵衛に名を呼ばれて復活
  4. 二枚屋王悦の強さは、零番隊では兵主部の次に強く、護廷十三隊では元柳斎の次に強い可能性がある
  5. 二枚屋王悦のその後は特に活躍は無いが、過去にバラガンと肩を並べた中級大虚を斬魄刀に打ち直して鳳凰殿の水底に封印していたと発覚
  6. 霊王護神大戦の混乱の最中、王悦が親衛隊に殺されている間に封印された斬魄刀「已己巳己巴」が綱彌代時灘に盗み出される

親衛隊を瞬殺して格の違いを見せつけた王悦でしたが、ユーハバッハが死亡した親衛隊を聖別の力の再分配で復活させた事でより強く蘇ってしまい、リジェが本来の万物貫通を使う事で残念ながら王悦は死亡してしまいました。

しかし、強化前とは言え親衛隊の強さは他の星十字騎士団に比べると格段に強い精鋭である為、その親衛隊を能力を使う前に瞬殺した王悦の強さは確かなものです。

また、作中で使用したのは失敗作の鞘伏であり、もしかしたら他にも様々な性能を持った刀を有している可能性もある為、結果、王悦の実力は未知数でした。

2022年のアニメ化の際には、この親衛隊との戦闘が楽しみですね!

【↓二枚屋王悦の口上や斬魄刀についてはこちら↓】

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BLEACHの表紙

 

【完結済み】BLEACH
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